日本最南端醸造所の石垣島ビール「マリンビール」レビュー

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石垣島ビール「マリンビール」レビュー
石垣島ビールは無添加・無ろ過にこだわって作られている自然派のビールです。
1994年の設立当初はドイツのダックスブロイ社と業務提携して「石垣島ダックスブロイハウス」として運営していましたが、その3年後から「石垣島ビール」に社名を変更し、オリジナルビールを作り続けています。
ご紹介する「マリンビール」はヘレス・スタイルの爽やかなビールです。

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石垣島ビール 「マリンビール」の基本情報

銘柄(商品名):マリンビール
醸造所名:石垣島地ビール
原産国:日本 沖縄県石垣島
アルコール度数:5%
原材料:麦芽、ホップ、酵母
ビールスタイル:ヘレス
内容量:330ml
カロリー:記載なし
参考価格:450円

石垣島ビール 「マリンビール」の味や風味・合うおつまみ

<外観>
石垣島ビール 「マリンビール」の外観
The黄金カラーが綺麗ですねー。
あまり白濁は見られずほぼ透明です。
泡はほぼ真っ白!夏の波打ち際の泡のようです。グラスの底から昇っては消えていく小粒の泡がいつまでも続きます。

<飲む前の香り>
最初に感じるのはモルトの香ばしさ。
強い甘さはありません。

ほんのすこーしホップの香りも感じます。
あまり複雑な香りが無いのも特徴のひとつといったところだと思います。

<飲んだ時の香り>
ホップ由来の爽やかさとフルーティさも少しありますがやっぱりモルティ。
サラッとした香味なのは、やっぱり南国のビールだからでしょうか。
主張が少なくバランスが良いです。

<石垣島ビール 「マリンビール」の味>
ホップ由来の苦味はあまりありませんが、後味に軽い苦さがあります。
どちらかというと甘いです。

炭酸も少なめで軽いので、人によっては薄いと感じるかもれませんが、これも南国系ガブガブ飲めるタイプの特徴だと思います。
ヘレスの特徴を気候に合わせたビールとも言えますね。

<飲みやすさ>
飲みやすさは抜群です。穏やかでしつこすぎないコクがあります。
ラガーですが、後味は若干フルーティ。
温度が上がってくると少し苦味も感じます。

ビール好きな方はガーッと飲んで即もう1杯!と言いたくなるような軽さ、ビールが苦手な方でも、これだったらイケるかも?と感じるくらい気軽に飲めそうです。

これだけ軽かったらボディもサラッとしてそうですが、ほんのすこーーしだけ粘度というかまろやかさを感じます。

<石垣島ビール 「マリンビール」に合いそうな料理>
ビール自体の主張が穏やかなので、肉料理からシメまでなんでもOK。
辛さや油をサラッと流してくれる1杯にもなるので、七味をいっぱいふりかけた焼き鳥や、

野菜の天ぷらも良さそうです。
こだわりの自炊派の方には、沖縄そばではなく八重山そばで楽しんでみてほしいです!ぜひ!

<総合評価>
★★★☆☆


石垣島ビール 「マリンビール」レビュー

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「石垣島」とか「マリンビール」と言われると、しっかり冷やして喉にガーッと流したくなるのが日本人の心情だと思うのですが、そうはいかないのがこのビール。

なぜなら冷たすぎるとマリンビールの特徴がわかりにくく、ただ軽いだけのビールと感じてしまいがちだからです。

複雑すぎないのがマリンビールの良いところですが、大量生産の大手メーカーのビールとはやっぱり違うので、適度に冷やしてグラスでしっかり味わいたいところ。

グラスの中で温度が上がってくると甘みが増すので、変化を楽しんでみると面白いと思います。軽くて飲みやすいので変化が出る前に飲み終わっちゃうかもしれませんが!

無ろ過のビールはコクがあり風味がわかりやすいものが多いのですが、マリンビールはあくまでもアッサリ。後味でわかる苦味も特徴的な余韻というほどではなく、食事の前の乾杯から肉料理まで通用するオールマイティさを持っています。

個人的には、色も雰囲気もピルスナー寄りのヘレスという感じがします。

まぁ同じラガーですし、ヘレスとラガーに明確な差は無いという考え方もあるので、石垣島ビールが置いてあるお店で、ピルスナーじゃないビールが飲みたいけど、似たテイストが良いな、というときのお相手にちょうど良いと思います。


穏やかすぎる石垣島マリンビール

ビールのおいしい、おいしくないは完全に個人の主観であったり、誰と一緒に飲むか、どんなシチュエーションなのかによって大きく変わります。

例えば、同じビールでも完全にリラックスできるソファで1人楽しむときとカップルで飲むとき、そして苦手な上司と飲むときでは味が変わりませんか?

外で飲むビールはなぜかおいしいですし、ランチビールはいつも以上に饒舌になる、ビールにはそんな味わい方もあると思うんです。

何が言いたいのかといいますと、石垣島ビール「マリンビール」は、沖縄、石垣島で飲んだときに最高のパフォーマンスを発揮するのでは?ということ。

残念ながら、ここ関東の梅雨真っ只中湿度74%の自室で1人プシュッといただいても、特徴がわかりづらいというのが正直なところでした。いえ、これはわたしのチョイスミスなだけで、マリンビールには何の非もありません。

太陽が近い石垣島のカラッと暑い夏にもグビグビ飲めるようなテイストに仕上がっていることは頭ではわかっているのですが、梅雨時の関東でいただいてしまったことから特性が良い風に発揮されませんでした。

真夏の暑くてたまらないとき、駅から自宅に帰る数分の間だけで溶けてしまいそうな日にリベンジしたいと思いました。


石垣島ビール「マリンビール」は外飲み仕様?気遣いが嬉しい!

石垣島ビール「マリンビール」の栓はこんな感じになっています。
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酵母無ろ過と関係あるのかな?とも思いましたが、無ろ過でも王冠を使ってる銘柄はたくさんあるので、これは観光地仕様なのだと解釈しました。

浜辺をぶらぶらお散歩しながらプシュッと開けることもできますし、石垣島からの帰りの機内でも栓抜きなしで楽しめます。

ビール愛好家の心情を理解してますね~!


酵母入りビールのちょっと特殊な飲み方

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酵母入りビールの代表的なふたつの飲み方をご紹介します。


酵母を全体に行き渡らせる飲み方

栓を開ける前にテーブルに瓶を倒した状態でおきます。そーっと転がして沈殿している酵母がビール全体と混ざるようにします。酵母を含めて全体を味わいたいときに。


瓶の中に1cmだけビールを残して

沈殿している酵母を瓶の中にそのまま残す飲み方です。残した1cmはお好きなタイミングでグラスに追加してもかまいませんし、そのまま残してもかまいません。
追加するときは左右に軽く瓶を振って酵母を浮き上がらせます。

今回は瓶を転がしてからいただいたのですが、あまり白濁は見られませんでした。

観光地で瓶から直接飲むビールも格別ですが、自宅で飲むときはぜひグラスでいただいてくださいね!


ヘレスってどんなビール?

石垣島ビール「マリンビール」のスタイルはヘレスです。
ヘレスは下面発酵のラガーのひとつで、ホップの苦味や香味が穏やかで麦芽の風味がわかりやすいのが特徴です。

日本でもっとも飲まれているヘレスはレーベンブロイ。

日本国内でアサヒビールがライセンス生産していることから、ちょっと大きい酒屋さんで購入可能です。

麦芽の香りが際立っているヘレスもありますが、マリンビールは極めて高いということはありません。やっぱりどことなくのんびりとした南国気質が漂っていて、全体的にまとまりが良いヘレスに仕上がっています。


石垣島ビールは風土に適したビール

「バランスが良い」「まとまっている」という表現は「特徴が弱い」と言い換えることもできます。もしかしたらマリンビールはそのギリギリのところに位置するビールかもしれません。

ただ、気候的に求められる喉を潤すビールとしてはかなり最適だと思いますので、夏場のカラッと暑いときに飲むのが良さそう。

このビールを自宅でテレビ見ながら飲むのと、石垣島の星空の下で味わうのでは全く違うのは確かなので、本当の良さを知るには石垣島に行くしかなさそうです。

地ビールを楽しむために石垣島にフライトするなんて、大人の旅ですね!

Juneやよい

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