ブリュードッグブルワリー 5A.M.レッドエールを飲んだ感想

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ブリュードッグブルワリー 5A.M.レッドエールを飲んだ感想
ブリュードッグブルワリーのアンバーエールスタイルビール 「5A.M.レッドエール」レビューをお届けします。

ブリュードッグブルワリーといえば、やはりパンクIPAのイメージがかなり強いのではないでしょうか?

5A.M.レッドエールはパンクIPAの鮮烈な印象とは全く違う、どちらかというと渋い大人のような雰囲気のビールですので、これからの季節にも良さそうです。

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ブリュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」の基本情報

銘柄(商品名):Five AM Red Ale(5A.M.レッドエール)
醸造所名:BrewDog Brewery(ブリュードッグブルワリー)
原産国:英国
アルコール度数:5.0%
原材料:麦芽、ホップ
ビールスタイル:アンバーエール
内容量:330ml
カロリー:記載なし
参考価格:575円

ブリュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」の味や風味

<外観>
半透明の琥珀色がとても美しいです。
ブリュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」外観

泡もしっかりと色づいています。
泡立ち、泡持ちともにかなり良いです。
リュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」泡立ち、泡持ち

<飲む前の香り>
爽やかなグレープフルーツ香の中に、はっきりとした苦味のある香りとややこうばしい甘さを感じます。

<飲んだ時の香り>
かなり複雑に絡み合っています。
グレープフルーツのような柑橘系の香りの中に、火を通したオレンジピールのような甘さとほろ苦さがあります。

<5A.M.レッドエールの味>
お味もかなり複雑で、樹皮っぽい苦さが印象的です。
スパイシーな苦さもしっかり感じますが、トーストのような香ばしさと果汁を思わせる甘さも含んでいます。
紅茶の茶葉のような渋みと深さも感じます。

<5A.M.レッドエールの飲みやすさ>
ややしっかりとした飲み口ですが、飲みにくいというほどではありません。
ただ、特徴的な味なのでピルスナーに慣れていると、初めは付き合いにくいかもしれません。

<5A.M.レッドエールに合いそうな料理>
複雑で繊細な味わいを楽しみたいなら、サッパリした魚料理が良さそうですが、飲みごたえはしっかりとありますので、お野菜にチーズを乗せて焼き目をつけたような少しコッテリした料理も合いそうです。
お口直しの甘いデザートのときにもかなり良さそうです。

<総合評価>
★★★★☆


ブリュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」のレビュー

ブリュードッグ ブルワリー 「5A.M.レッドエール」のレビュー

不思議な味わいのビールです。
まず香りが複雑。グレープフルーツの香りがしたかと思えば枝の切り口や樹液から漂うような粘度のある渋みや苦さを感じます。
スパイスのような刺激もあります。

味も複雑。特に苦味が複雑です。
ホップ由来のグリーンを思わせる苦味だけでなく、黒胡椒粒を噛んだときのような少し刺激のある苦味、オレンジの白い部分の苦味、焦がした砂糖のような甘さの中のほろ苦さなど、いろいろな種類の苦さがあります。
枯葉や落ち葉から連想できるような大人の渋みも感じます。

フルーツを思わせる甘さもあります。
林檎の果汁、イチゴの果汁など、ひとつの果物の果汁でも、その中でいろいろな風味がありますよね。正にあんな感じで、フレッシュさや透明感など滴り落ちるような瑞々しい果物の甘さがあります。

どっしりと構えてこれらの風味をサポートしているのが、ややしっかりとした飲み口。
麦芽が生み出す豊かな厚みが5A.M.レッドエールの特徴的な風味をまとめています。
このまとまりというか支えがとてもアンバーエールらしく安心します。

5A.M.レッドエールは、重くはないのですがとても大地感のあるビールです。
大地の滋養ですくすくと育つ果物の苗や木。ぜひそんな感じを楽しんでください。

本当に口に運ぶごとに表情を変えるので、いつの間にかグラスがすすんでいて330mlがあっという間になくなってしまいました。
ここでもう1杯5A.M.レッドエールを飲むのも良いですが、あえて新しいボトルを開けずに余韻を楽しんで、また別の機会までとっておくのが大人の飲み方かも?
5A.M.レッドエールは、そんな自由な飲み方もあると思わせてくれるビールでした。


5A.M.レッドエールはスイーツとの相性も良し

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ブリュードッグは苦味が効いたIPAが得意な醸造所ですが、5A.M.レッドエールはスイーツにも合うようなビールです。

2014年秋に六本木のビアパブ「BrewDog」で行われたイベントでも、5A.M.レッドエールはバニラアイスとアップルパイとのマリアージュで提供されました。

日本ではまだまだピルスナーが一般的で、ピルスナーはアップルパイのような重めのデザートと一緒に楽しもうとはあまり思えないスタイルですが、フルーティな紅茶のような雰囲気もあるA.M.レッドエールは仕事帰りだけでなく、休日の午後などにもピッタリなビールです。

ブリュードッグの強烈なインパクトのあるビールが大好きな方の中には、5A.M.レッドエールを「ちょっと違うかな?」と感じた方もいらっしゃるようですが、ビールが苦手な方や爽やかでフルーティなビールが好みの女性は満足度が高いと思います。


柑橘類のような香りはブリュードッグの代名詞

5A.M.レッドエールのグレープフルーツのような柑橘香はホップによるもの。
パンクIPAもそうですが、香り高いホップをふんだんに使用した「香りもおいしいビール」は、ブリュードッグブルワリーの代名詞となっています。

ブリュードッグブルワリーは2007年にスコットランドの北東部で設立されました。
イギリスのビールといえば伝統的なエールスタイルが思い浮かびますが、ブリュードッグブルワリーのビールはボトルデザイン、味、香り、どれをとってもひとつひとつがかなり斬新で特徴的。
1度飲んだら忘れない製品ばかりです。


なぜブリュードッグはここまで支持されているのか?

元々はスコットランドの保守的なビールに辟易したとことで、自ら醸造所を作ってしまったというのがブリュードッグブルワリーの始まりですが、現在は生産量の60%を世界32カ国に出荷しているほど世界規模で熱狂的な支持を受けています。(2014年3月時点)

ブリュードッグにおいて日本は世界で3番目に大きな市場であり、アジア圏初のオフィシャルバーを六本木に作りました。

オフィシャルバーオープンの際のレセプションで、ブリュードッグのデンプスター氏が日本人はビールの味はもちろんですが品質も高いレベルのものを求めていると言ったそうです。

日本人としては、え?そうなの?と思わなくもないですが、豆腐の味の違いや水の味の違いがわかる日本人の舌は繊細と言われていますし、品質においてはたしかに厳しい目を持っています。

5A.M.レッドエールに強烈はパンチやインパクトはありませんが、飲めば飲むほど分かってくる奥行きは、何度でも楽しめるビールだと思います。

日本における人気の理由は、「おいしい」だけではなく、国民的意識の中にある常により良いものを求める姿勢にマッチしたからかもしれませんね。

パンクIPAから5A.M.レッドエールまで多彩なビールを生み出すブリュードッグブルワリーのビールは、これからもわたしたちをワクワクさせてくれそうです。
Juneやよい

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