ビールを飲みすぎると発症する病気・症状

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ビールを飲みすぎると発症する病気・症状
ビールは他のお酒よりも太る、ビールは痛風になりやすいなどの昔からなんとなく言われ続けている都市伝説がありますが、これらの言い伝え本当なのでしょうか?
ビールを飲みすぎたらどうなるのか、真実を解説します。

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原材料から見るビール

日本のビールといえば、透き通った黄金色でスッキリした飲み応えのものが多いですが、世界には100種類以上ものスタイルがあります。

色も風味も様々ですが、主原料はどのビールも「麦・ホップ・酵母・水」で、香りや風味付けに副原料を加えて作られています。

ビールの主原料:麦

小麦や大麦を水に浸して発芽させ、さらに乾燥をさせた状態で使用します。「モルト」とはこの状態の麦のこと。

ビールの主原料:ホップ

ビールの苦味はホップの苦味と言い換えることもできます。
苦味のほかに、泡持ち、香り、保存作用などに大きく影響します。
ホップはアサ科つる性多年草の植物です。

ビールの主原料:酵母

酵母は微生物で、糖を分解してアルコールと二酸化炭素に変えます。ビールが発泡性飲料なのはこのため。
酵母の種類によって、ビールの味と香りは大きく変わります。

ビールの主原料:水

なんと、ビールの9割以上は水!そのため、水によってビールの味はガラリと変わります。
水を大きくわけると軟水と硬水ですが、主にピルスナーは軟水で、ペールエールは硬水で作られています。

主原料だけを見ると、太ったり病気に繋がる感じはしないのではないでしょうか?

ビールに含まれる「プリン体」ってなに?

ビールの飲みすぎが身体に良くないと言われる原因のひとつにプリン体があります。

なんとなくプリン体オフの発泡酒を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

プリン体はもともと人間の身体にも存在している物質です。ビールの主原料でもある穀物にも存在しています。

なんとなく悪者のようなイメージですが、ビールのおいしさの決め手となっている物質でもあります。

肝臓で分解されたプリン体は尿酸となり尿として身体の外に排出されます。

しかし、身体の中にプリン体が蓄積されすぎて分解・排出が追いつかなくなると痛風の原因になってしまうのです。

しかし、例えばサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」のプリン体量は約9.5g/100mlと、プリン体オフビールでなくても、それほど多い量ではありません。

ビールを飲みすぎると痛風になると言われているふたつの理由をご紹介します。

毎日飲むのは身体に良くない

ビールをなんとなく毎日飲んでしまうという方は、1週間に1日だけでも休肝日を作った方が良いかもしれません。

排出が追いつかなくなってしまいます。

おつまみにもプリン体は存在する

ビールと一緒に食べる干物やシメ飯にもプリン体は存在します。
毎晩のようにおつまみとビールを繰り返していたら、身体に良いワケありませんよね。

■干物とプリン体
よく魚の干物はプリン体が多いと言われていますが、魚を干したからといってプリン体が増えることも減ることもありません。
水分が抜けて軽くなった分、同じ量の魚と比べるとプリン体が多いというだけで増えているように思えるだけなのです。


ビールの飲みすぎによる症状は痛風だけではない!

ビールを飲みすぎると起こる症状をまとめると「生活習慣病」「アルコール依存症」のふたつになります。

生活習慣病とは、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満のことで脳卒中や心臓病につながることもあります。

生活習慣病は文字通り生活や習慣が原因となる病気です。ビールが直接の原因にはならなくても、飲酒による食べすぎ、たばこの吸い過ぎ、慢性的な睡眠不足や睡眠の質の低下などが蓄積されると誰にでも発症の危険性はあります。

特に気にしたいのは肥満です。肥満は万病の元!

ビールそのものが肥満の直接の原因ではありませんが、ビール+おつまみやビールの飲みすぎなど、飲み方によって肥満になることがあります。

アルコール依存症をひとことで言うと「大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させる状態」です。

※厚生労働省「アルコール依存症」より引用
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_alcohol.html

言うまでも無く、できることなら一生なりたくない症状です。

ビールの飲みすぎは自分で防止できる!

おいしくビールを飲み続けられる健康体でいるためにも、
・休肝日を設けると
ビールの適量を知ること
・日ごろから水分を沢山とること(尿素の排出を促す)

この3つを日ごろから意識しましょう。

「酒は飲んでも飲まれるな」とはよく言ったもので、ビールの飲みすぎは自分でセーブすることができます。

飲んでいる最中に適量を測るのは難しいものですが、翌朝二日酔いになったら飲みすぎの証拠。

たまに飲みすぎるくらいは許されると思いますが、自分も一緒に飲む相手もまた気持ち良く飲めるくらいにしておきましょうね。

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