飲み残しビールの活用法 カレーレシピ

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飲み残しビールの活用法 カレーレシピ
ビールが残ってしまったとき、そのまま捨ててしまうのはなんとなくもったいない・・・。
そう思っている方はけっこう多いらしく、少し調べてみるだけでもビール入りのケークサレやフライの衣に活用するレシピが見つかりました。
とても良いアレンジではありますが、残念なのがどれもこれもビールの使用量が少ないこと!

もっと大量に残ったビールを使うレシピが知りたい!という方におすすめなのは、カレーです。

飲み残しビールを使うカレーのレシピとコツなどをお伝えします。

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飲み残しビールカレーの「材料」

・お肉、人参、じゃがいも、たまねぎなど、一般的なカレーの材料
・飲み残しビール(200mlくらいは使えます!)
・カレーのルー(特別なものじゃなくてOKです。いつものルーを使いましょう)

国民食カレーの作り方を解説するのもちょっと恥ずかしいですが、一応、写真付きで解説していきます!

今回は「いつものカレーに残ったビールをプラスする」というコンセプトなので、入手しやすいカレールーを使用して、お肉や野菜の量もパッケージの指示どおりにしています。
お好みでアレンジしてくださいね!


飲み残しビールカレーの作り方

1.お肉をいつものように切ります。
お好みで塩や醤油で下味をつけたら、30ml~50mlくらいのビールでお肉を揉みます。
そのまま野菜の準備が終わるまで漬けておきます。
※お肉が大きいときは30分くらい漬けておきましょう。
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2.タマネギ、人参、ジャガイモをいつものようにカットします。
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3.鍋に油を入れて、漬け汁を軽く切りながらお肉を入れます。お肉の色が軽く変わるくらいまで炒めましょう。
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4.野菜を入れて炒めます。
わたしはジャガイモがグズグズになるのが嫌なのでジャガイモだけ後から入れる派ですが、このタイミングで入れちゃってももちろんOKです。
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5.野菜とお肉をしっかり炒めたら100ml~150mlくらいのビールと水を900mlほど入れて沸騰させます。
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沸いたら弱火にして15分煮込みます。
※水とビールの比率は必要な水分の全体量で計算してください
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6.ルーとジャガイモを入れて10分ほど弱火で煮込みます。
味見してみて濃すぎるならビールか水を足しましょう。
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7.火を止めたら、お好みで最後の仕上げにビールを50mlほど入れて軽く混ぜます。

これで、飲み残しビールカレー完成!
飲み残しビールカレー完成


残ったビールをカレーに入れるとどんな味になるの?

ビールにお肉を漬けておくと、お肉がいつもより柔らかくなります。
ちょっとだけ上品になって安い部位でも風味が増します。
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今回は冷蔵庫の都合で豚バラを使いましたが、パサつきなしで脂身がチュルンとしていてお肉の風味をしっかり感じました。
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カレー全体の風味としてはスパイスをたっぷり使ったかのように複雑な深みが出るような気がします。
今回使ったビール「インドの青鬼」は特に苦みが強いスタイルのインディアペールエールだったので、苦みも増しました。

>>インドの青鬼について、詳しくはこちら

スパイスに火を入れすぎると嫌な苦みが出てしまいますが、あのような感じではなく、クセになりそうな大人の苦みです。

いつものカレーとはひと味ちがった風味を簡単に出すことができます。


飲み残しビールカレーを食べてみた感想

飲み残しビールカレーを食べてみた感想
飲み残しビールカレーの味わいは大人好み。
煮込むことでアルコールは飛ぶので子供でも食べることはできますが、甘めのカレーが好きな小さな子供には、やりすぎるとあまり評判が良くないかも?

お子さんもいただくカレーを作るときは甘めのルーを使って、ビールの量は控えめに!

使うビールとカレールーによっても味わいは変わりますが、今回使ったジャワカレーとIPAはとても相性が良く、元々スパイシーで辛めのジャワカレーの風味がさらに引き立つような印象でした。

夏には素揚げの夏野菜を添えて、冬には大きめのお肉を楽しむビーフカレーなんかも良さそうです。


飲み残しビールカレー 翌日の味わい

残ったビールを入れることで生まれる独特の風味は、翌朝になってもそのままわかりやすく残っています。

1日熟成させることでまろやかに落ち着く部分もあるのですが、スパイシーなところや複雑な奥深さはしっかり感じます。


飲み残しビールカレーをアレンジするなら?

飲み残しビールカレーをアレンジするなら、耐熱皿にご飯とカレーを入れてチーズを乗せてオーブンやトースターで焼く「焼きカレードリア」や、食パンにカレーを乗せてピザ用チーズを乗せて焼く「チーズカレートースト」など、カレーそのものをさらにおいしくするようなレシピが良いと思います。

スパイスがしっかり効いた味わいなので、カレーコロッケやパスタソースなどの大幅アレンジはあまりオススメしません。

お弁当のおかずにもなるようなリメイクをしたいなら、やや甘めのカレールーを使ってください。


飲み残しビールカレーレシピの注意点

残ったビールをいつものカレーに入れるだけですが、少しだけ気をつけた方が良いこともあります。

■ビールの入れすぎに注意
飲み残しビールの活用法とはいえ、入れすぎると苦みが強くでてしまいます。
今回は、お肉を漬け込むために50ml、煮込みに150ml、仕上げに50mlを使いましたが、特に苦味が強いIPAならこれくらいが限界のように思います。

わたしは少し苦味が強く出たかな?と思いましたが、ビール入りと知らない大人の感想によると、「スパイシーでいつもよりも深みがあるカレー!」とのことでした。

わたしが感じた苦味について聞いてみたところ「ぜんぜん苦くないし、スパイス効いてておいしいと思うけど」だそうです。
味見しながら調整してください。

■お肉の漬け込み時間に注意
料理用のお酒ではありませんので、長く漬けすぎないで下さい。ビール特有の苦味がお肉に入ってしまいます。
漬け込み時間は数分~30分程度でOKです。

■仕上げの追いビールは味見をしてから
仕上げに使うビールは必須ではありませんので、残ったビールの量によっては全て煮込みに使っても構いません。

■残りビールは冷蔵庫で保存
残ったビールは炭酸が抜けていても大丈夫ですが、料理を始めるまでラップをして冷蔵庫で保存しておきましょう。


飲み残しビールでカレーを使っても、まだビールが残ってしまったら?

飲み残しビールでカレーを作っても、まだビールが残ってしまったら、箸休めの「ビールの浅漬け」はいかがでしょうか。

<ビールの浅漬け・材料>
きゅうり、にんじんなどの野菜、ビール、塩、砂糖

<ビールの浅漬け・作り方>
1. 保存容器やジップロックなどにビール、塩、砂糖を入れてよく混ぜる。
2. 食べやすい大きさに刻んだ野菜を1に入れ半日~1晩漬け込む。気がついたときに何度か揉んだり、漬け汁を全体に行き渡らせてください。
3. 食べる直前に容器から取り出して、軽く洗ってしっかり水気を切ってお皿に盛り付けたらできあがり!

野菜の量は残りビールの量によって調節して下さい。
野菜から水分が出るので、ひたひたに浸かっていなくても大丈夫です。
調味料はビール50ml~:塩小さじ2:砂糖小さじ2くらいから始めてみてください。

鷹の爪を1本、にんにくを2分の1と、お醤油を小さじ1程度入れると、また違った味わいになります。

きゅうりを切らずに1本漬けを作る場合は、保存容器ごと冷蔵庫に入れて1日~2日ほどやや長めに漬けておきましょう。


残ったビールの浅漬けはどんな味?

ビールで漬けたとはわからないほどお酒の風味はほとんどありません。クセがなく野菜の食感がしっかり残る爽やかな味わいです。
アルコールも感じないので、子供もいただけます。

浅漬けを作る場合はIPAよりもピルスナーが向いていると思います。

残ったビールを使えば、いつもの料理もちょっと違った雰囲気になります。
メインから副菜まで作れるので、捨てるのはもったいないですよ!
ぜひ最後まで活用して下さいね。

Juneやよい

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