2分でキンキン!常温の缶ビールを速攻で冷やす5つの方法を検証
今すぐキーンと冷えたビールが飲みたいのに、買ってきたばかりのぬるいビールしかないよ・・・。
こんな時!ネット上で調べると色々とビールを冷やす方法が出てきますが、これらの手法は本当に有効なのでしょうか?
当サイト「ビールのチカラ」で実際に試してみました!
缶ビールをいちばん素早く冷やす方法はどれだ?
1.王道中の王道。氷の中で缶ビールを転がす
ボウルに氷を入れてその中に缶ビールを入れてコロコロと転す方法です。
この方法は堅実で有効らしい。
触れ合うふたつの物質には温度差を無くそうとする性質があり、マイナス温度の氷と常温のビールが同じ温度になろうとする過程でビールが程よく冷やされるという仕組みで、ただ単に氷に入れておくよりもコロコロ回転させた方がより速く冷えるらしい。
ビールが冷えるまでの所要時間は約3分以上。
道具はボウルだけ材料は氷であとは人力。
氷とボウルさえあえあればたった3分でビールがしっかり冷えるまともな方法ですが、手がしびれるくらい冷たくなるのが唯一の難点という。
氷の中で缶ビールを転がす方法を検証
では、ボールに氷水を入れてさっそくクルクルしてみます!
手がかなり冷たくなってきました。
想像以上に冷たい!
3分経過したのでビールの温度を測ってみましょう。
温度は5.4度。
ビールの適温が下面発酵のラガー(日本のビールはほとんどコレ)の場合、4度~9度なので合格ですね!
実際に飲んでみてかなりおいしい温度でした。
2.塩を加えた氷水で缶ビールを冷やす。または転がす
缶ビールが1本入る程度のボウルに氷水を作り、塩を45gほど入れてまぜます。
塩の量は正確に測らなくても大丈夫でだいたいでOKらしい。
そのまま5分ほど待ってるだけで常温の缶ビールがピルスナーの理想の6度程度になる?と言われています。。
自宅に塩が豊富にあれば、ビール氷の中で転がすよりも待ってるだけでOKのこちらの方がラクかもしれませんね。
もっと早く冷やしたい場合は氷に直接塩をかけて缶ビールを回転させましょう。
手は冷たくなりますが「2分」で6度くらいまで冷たくなるそうです。
この方法の場合、5分で凍り始めるのでやりすぎに注意だという。
塩を加えた氷水で缶ビール転がす方法を検証
塩の量はだいたいでOKということだったが、しっかり検証したいので正確に塩の量を測ってみました。
ちょうど45グラムです。
氷水が入ったボウルに45グラムの塩を入れます。
その中に缶ビールを入れます。
では缶ビールを塩が入った氷水の中でコロコロ転がしてみましょう!
お!だんだんコロコロするのが上手になってきたぞ~
はあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!高速回転じゃー!
手が冷たすぎるうぅぅぅ(笑)
2分経過したので温度を計測してみましょう。
温度は5.5度。
キンキンですね。
先ほど、塩なしで3分コロコロして測ったときは5.4度。
ですが、今回は3分ではなく「2分」だったので、速攻で缶ビールを冷やすという意味では塩入の氷水の方が速かったと言えます。
3.ただの氷水じゃダメなの?
実は、10分待てれば氷水でも氷の中に直接缶ビールを入れておくだけでも十分に冷やすことができるというネット上の情報があります。
試しに塩入の氷水に10分間、缶ビールを入れて冷やしてみた
10分経過したので温度を測ってみます。
缶ビールの温度は10.4度。
ビールの適温は4度~9度なので、ギリギリアウトでしたね。。。
4.冷凍庫はあるけど氷がないよ…
冷凍庫があって氷が無い場合は、濡らしたキッチンペーパーかタオルで缶ビールを包んでから冷凍庫に入れると早く冷えるらしい。
タイマーを10分にセットして待ち、10分経ったら冷え冷えの缶ビールが完成するという。
普通に冷凍庫に入れるよりも早く冷えるらしいが、出し忘れたりして、冷やしすぎると味が悪くなるし、さらにそのまま忘れてしまうと飲めないビールになってしまうのでくれぐれも放置に注意です。
濡れたキッチンペーパーを缶ビールに巻いて10分間ビールを冷やしてみました
濡れたキッチンペーパーを缶ビールに巻いて、オフィスの冷凍庫に入れます。(霜が多すぎだろ、この冷凍庫)
10分経過したので缶ビールの温度を測ってみましょう。
18.8度。
ぜんぜん冷えていません。
ビールの適温は4度~9度なので、この方法は完全にダメでした。
オフィスの冷凍庫がショボイからなのか(笑)
※冷凍庫でビールを冷やすときの注意点
ビールを冷凍庫に直接入れてしまうのはなるべく避けましょう。
ついうっかり出し忘れてしまうと冷凍庫の中で破裂することがあります。
ここまでいかなくても味が変化して苦味だけが強いマズいビールになってしまいます。
5.冷凍庫も氷もない方はビールを素早く冷やせない?
ワンルームマンションなどの簡易冷蔵庫の場合、とてもじゃないけど冷凍スペースに缶ビールは入らないかと思います。
そんなときに気になるのが、まとめサイト等でよく紹介されている「湿らせたキッチンペーバーやタオルを缶ビールに巻いて扇風機前に置く」という方法ですが、これはまったくのデタラメという噂も。
10分間冷やしてもビールの温度は17.3度、4時間後にようやく8度になったという実験結果が出ています。
日本経済新聞「缶ビールを早く冷やすには? 」より
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO07385240U0A510C1W08100/?df=2
念の為、濡れたキッチンペーパーを缶ビールに巻いて扇風機でビールを10分間冷やしてみた
では、濡れたキッチンペーパーを缶ビールに巻いて扇風機の風を10分間、あててみましょう。
10分間経過後に、温度を測ろうとして、缶ビールに触れた瞬間にもう、温度も測る気になりませんでした。
まったく冷えていません。ぬるすぎですよ。
結局、ビールを最速で冷やす1番の方法は?
と、いうわけで実際に検証した結果、ビールを1番素早く冷やす方法は「2.塩を加えた氷水で缶ビールを冷やす」さらに、「さらにコロコロ転がすの」とい方法でした。
何度まで冷えればビールはおいしいの?
実は、ビールはそこまでギンギンに冷えてなくても大丈夫。
日本でもっとも多く売れているピルスナースタイルの適温は8度程度。
喉ごしを爽快に楽しみたいときには4度くらいまで冷やして大丈夫です。
冷蔵庫ナシでビールを冷やす方法は屋外でもできる方法なので覚えておくと役立つかも?
※以上で本記事、2分でキンキン!常温の缶ビールを速攻で冷やす方法を検証は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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