Goodbeer faucets SHIBUYA(グッドビアファウセッツ渋谷)の評価
本日お邪魔したビアバー「Goodbeer faucets SHIBUYA(グッドビアファウセッツ渋谷)」のある渋谷は新宿・池袋と並ぶ3大副都心の一つで、早朝から深夜まで人の絶えることがない24時間眠らない街です。
西武百貨店・東急百貨店・パルコ・109といったデパートからセンスの良い専門店まで軒を連ね、お買い物をするのに困りません。また、展覧会や映画、舞台が楽しめるBunkamuraも近くにあり、カルチャーの街でもあります。
ビアバー「Goodbeer faucets」の紹介
2011年12月にオープンしたGoodbeer faucets はIT事業を展開する株式会社ニードが運営するビアバーです。
もともとはビールのオンラインショップを運営していましたが、「日本にも男女・世代を問わず愉しめるビアバルをつくりたい」という思いで開店しました。まだまだラガービールが主流の日本で、限られた人ではなく、もっと幅広い層にクラフトビールの魅力を伝えたいという思いがあったそうです。
こちらの渋谷店の他には博多のお店があります。2016年3月には浜松町に東京2号店を、4月には博多駅前KITTE博多に九州地区2号店をオープンするそうです。
Goodbeer faucets SHIBUYAへの行き方
最寄駅は井の頭線神泉駅ですが、渋谷からも徒歩7分と近いです。渋谷駅ハチ公口から東急百貨店に向かって歩き、道玄坂2丁目の交差点で東急百貨店の左側の道に進みます。
そのまままっすく進み、松濤郵便局前交差点の角、Bunkamuraの向かいにあるコンビニエンスストアの2Fにあります。黄色い看板が目印です。ビルが交差点に面しているのでわかりやすいと思います。
Goodbeer faucets SHIBUYA(グッドビアファウセッツ渋谷)店内の雰囲気
今回は当日に予約したのですが、満席で空くまでスタンディング席で待つとのことでした。ビールを飲めるなら、喜んで待ちます!大勢で行くなら前もって予約が必要ですが、少人数ならスタンディング席がたくさんあるので、予約なしでも行けそうです。
Goodbeer faucets SHIBUYAの店内はカウンター26席、テーブル36席と広めなのですが、お客様でいっぱいです。常時40種類のクラフトビールが楽しめるだけあって、お店の真ん中のステーションカウンターの中には、照明を浴びて光り輝くタップとグラスがズラリ。壮観です。
写真には写っていませんが、この上部には大きなディスプレイがあり、スポーツ観戦を楽しめます。クラフトマンの厳選したビールを明るくカジュアルに楽しんでもらうお店づくりを目指して内装を考えたのだそうです。
お客様の年齢層は30代~40代が中心でした。年齢層が高めなせいか、店内は騒がしいということもなく、皆さん和気あいあいとビールを楽しんでいます。女性一人で来ている方もいれば、外国人の方もいました。
ドリンクメニューは銘柄ごとにカード形式でファイルに収められていて、ひとつひとつのビールの味が丁寧に説明されています。なにしろクラフトビールだけで40種類。
分厚いメニューをひとつひとつ見ているだけでもワクワクしますね。さっそく注文です!ハーフパイント(236ml)、パイント(473ml)がメインで、ピッチャー(1500ml)でも提供されるビールもあります。
三種ハム盛り合わせ 1250円
鴨、鳥、豚肉のハム盛り合わせです。鴨のハムは肉が固く締まっており、噛めば噛むほどうまみが出てきます。鳥のハムは滑らかな舌触りでさっぱりといただけますがコクもあり、オリーブオイルとよく合います。
豚肉のハムは程よい脂身が柔らかく、赤身の弾力と絶妙なバランスで、マスタードをつけながら食べると一層味が引き立ちます。ハムの種類ごとに味と歯ごたえの変化が楽しめる、ビールにぴったりのおつまみです。
ベアードビール 沼津ラガー(静岡県) 900円
白いにごりと褐色の液体がグラスに美しく映えるビールです。沼津のやわらかで透き通った水の良さが活かされて、すっきりとした味です。
ベアード・ブリューイング・カンパニーは2001年静岡県沼津市で販売を開始しました。
無濾過で、樽や瓶の中で二次発酵させるので、飲む直前までビールは生きたまま味が変化し続けるのだそうです。ビール液を煮沸する最後の段階で大量のホップを投入するだけあって、ホップのアロマと苦味が十分に感じられ、フルーツ香が引き立つビールです。
ニードビール クリームラガー(ハウスビール) 800円
Goodbeer faucetではオリジナルハウスビールが用意されています。運営しているニードがプロデュースしてベアードブルーイングと共同開発したビールなのだそうです。きれいな黄金色で、少しだけ白濁しています。
正統派ラガーで、キレがありますが、やわらかみがあってバランスがよいのが魅力。ハウスビールだけあって、お値段もお得になっています。このほかにもたくさんの種類のハウスビールがありました。
舞茸のフリット 580円
揚げたてのフリットにレモンをかけてさっぱりといただきます。衣はサクサクしていて肉厚な舞茸の歯ごたえが楽しめる一品です。やっぱり揚げ物はビールと相性がよいですね。フリットも十分な量があり、食べ進めるとビールもついつい進んでしまいます。
ブリュードックパンクIPA(スコットランド) ハーフ750円
「パンクIPA」はイギリス・スコットランドのマイクロブリュワリーであるブリュードックの手がける大人気のビールです。ビアバーに来てこのビールがあるとついついオーダーしてしまいます。
スコットランド産モルトとニュージーランド産ホップを使用しているのだそうです。シャープな苦味とフルーツの甘みを併せ持ち、そのバランスが絶妙で飲みやすいビールです。
ベアードビール 帝国ビール(静岡県) 900円
味に奥行のあるIPA(インディア・ペールエール)です。その昔イギリスからインドへ運搬するために大量のホップを使用することで保存期間を長くした製法ですが、今ではその製法をベースとしてそれぞれのブリュワリーが工夫を重ね、個性が際立つ味に仕上げています。
そんな違いを味わうのも楽しみのひとつ。パンクIPAはシャープな味でしたが、こちらのビールは味に厚みがありコクを感じさせながらも後味はさっぱりしています。
グリーンフラッシュ・ブリューイング 30th ストリートペールエール(サンディエゴ) ハーフ 850円
褐色で濁りのない色のビールです。アメリカはサンディエゴにあるク大人気クラフトブリュワリー、グリーンフラッシュブリュワリーが手がけるこのビールは通常の量販ビールの数倍のホップを使用しています。
全世界のホップの消費量のうち7%をこのブリュワリーで消費しているのだそうです。30thストリートという商品名は、サンディエゴのクラフトビール中心地に由来しています。
華やかなフルーツの香りが特徴のビールでとても飲みやすいですが、味のボディの輪郭がくっきりとしていて、飲み応えがあります。
ミックスきのこピザ 1,200円
ピザが運ばれた途端、きのこの香りがふわっと漂います。ピザ生地はそれほどの厚みがないものの、もちもちした食感でチーズやきのことよく合います。ピザは数種類用意されていました。周りの方もピザを頼んでいる方が多かったです。
ノーライ・ブリューハウス ボーン&レイズドIPA(ワシントン) ハーフ850円
ノーライは1993年にアメリカ・ワシントン州で設立したブリュワリーです。ビールの情報サイト「ratebeer」で高得点を獲得しており、その高い品質が注目を集めています。
ワシントン産のホップをふんだんに使用しており、シトラスとパインの香りが華やかです。苦みが効いていて、ずっしりとしたコクを感じながらも余韻はスッキリとしています。
コロナドブリューイング ユアタバルティックポーター(サンディエゴ) ハーフ850円
注ぎたての黒いふわふわの泡入りで供された漆黒のビール。バルティックポーターはイングリッシュポーター、ロシアンインペリアルスタウト両方の影響を受けてバルト海沿岸で生まれたビールです。
コロナドブリューイングはアメリカサンディエゴ州のコロナド島にあり、地域に密着してサンディエゴのクラフトビールの隆盛に尽力する醸造所です。
このビールは、フロリダ州シガーシティーブリューイングとのコラボレーションで作られました。ローストした麦芽の香りがたちのぼり、鼻腔に広がります。のどごしから余韻まで驚くほどの味の変化が楽しめます。
ブリュードック ココアサイコ(スコットランド) 1100円 +アイスクリーム200円
じっとみるとその黒さに吸い込まれそうなビールです。こちらはロシアンインペリアルスタウトにカカオやコーヒー豆を加えたビールで、とびっきり苦いチョコレートの味がした後に、コーヒーのアロマの効いた苦味がきます。IPAのようなシャープな苦味ではなく、コクと厚みのある苦さがクセになる味です。
実はこれにアイスクリームを乗せてコーヒーフロートのようにして楽しめるということで早速注文しました。スタッフに聞いたところによると、アイスクリームをビールとは別のお皿に盛るようにオーダーし、最初はビールだけを、その後アイスクリームを入れて飲むと味の変化が感じられておすすめだそうです。
カカオやコーヒー豆をブレンドしているだけあって、アイスクリームともよく合います。苦みが甘みと溶け合って別の味になるので、ぜひ試してみてください。
ビールをじっくりと味わってお会計です。
お会計金額
ビール8杯、アイスクリームを含む料理4品で、2人合わせて総額10,230円(ノーチャージ)でした。
Goodbeer faucets渋谷では、月~木曜日の17:00~20:00と日曜日の13:00~19:00はハッピーアワーとなっていて、全てのビールのパインツが200円Offとなります(今回はハッピーアワーの時間帯ではなかったので正規の料金です)。
また、4周年のアニバーサリーで全てのビールが500円になるなどのイベントも頻繁に開催しているので、フェイスブックやツイッターをチェックするとよいと思います。大みそかには、樽が売り切れになるごとに割引額が増える飲み尽くしイベントを開催したそうです。盛り上がりますね!
Goodbeer faucets SHIBUYAのスタッフの対応
最初はスタンディング席でしたが、そのあと、カウンターに案内していただきました。その際のスタッフの対応もスムーズで、ストレスを感じませんでした。たくさんのビールの種類があって選ぶのに困った時はスタッフに相談すると、とても丁寧に説明してくれます。ビールの知識が豊富なスタッフが多い印象でした。
Goodbeer faucets SHIBUYAのスタッフの中には外国人の方もいますが、日本語が堪能な方が多いそうです。とてもフレンドリーに対応してくれるので楽しく過ごせます。
Goodbeer faucets SHIBUYAの総評
クラフトビールの種類が40種類と豊富で、マニアックなビールもたくさんあります!1回の来店では全ての種類のビールを飲みきれないので、次にお店に行くのが楽しみになります。
また、Goodbeer faucetsでしか飲めないハウスビールのラインアップも豊富です。銘柄は常時入れ替えており、樽の口開け情報はフェイスブックやツイッターで配信しています。外国のビールの割合が多いですが、日本のビールもたくさんあります。
人気のビールはすぐに売り切れになってしまうそうなので、お目当てのビールは早めに頼んだ方がよいでしょう。
お料理の種類は多いのですが、メインになるような料理は少ない印象でした。そのため0次会や2次会向きかもしれませんが、ピザやクリスピーフライドチキン、自家製ソーセージなど、1次会でガッツリ食べるのもOKです!今回はオーダーしませんでしたが、「いろいろ野菜のグリル」や「パテドカンパーニュ」、「タコのガリシア」も美味しそうでした。
広めの店内でカウンター席も多いので一人で来ても、カップルで来ても、グループで来ても大丈夫ですが、グループで来る場合は予約した方がよいかもしれません。ただ、満席でもスタンディング席で待てるので席が空くまで待つのも苦にはならないと思います。
土日は13時からオープンしているので、渋谷で遊ぶ前に待ち合わせがてら軽く飲んで食べるという使い方もでき、便利に使えるお店です。
スタイリッシュな店内なのでデートにも使えるのではないでしょうか。店内にはカップルで来ている方もたくさんいました。
なお、全席禁煙で、嫌煙家には嬉しい限り。
テラスに喫煙ブースがあります。
たくさんのクラフトビールに囲まれた、めくるめくワンダーランド。ぜひ探検しにきてください。
Goodbeer faucets SHIBUYA(グッドビアファウセッツ渋谷店)基本情報
住所:東京都渋谷区松濤1-29-1 CROSSROADSビル 2F
TEL:03-3770-5544
交通手段:
京王井の頭線 神泉駅 徒歩5分
京王井の頭線、東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線 渋谷駅 徒歩5分
JR山手線、東京メトロ銀座線・副都心線、東急東横線 渋谷駅 徒歩7分
<営業時間>
月~木:17:00~0:00(L.O.23:00)
金:17:00~3:00
土:13:00~0:00
日:13:00~23:00
定休日なし
完全禁煙(テラスに喫煙場所あり)
URL:http://goodbeerfaucets.jp/
FaceBook:http://www.facebook.com/goodbeerFaucets
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