SOCブルーイング「ノースアイランドビールIPA」飲んでみた

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SOCブルーイング「ノースアイランドビールIPA」飲んでみた
「Beer is Art」という恩師の教えの元、北海道からクラフトビールを発信するノースアイランドビール。
今回ご紹介するのは香りと苦味をじっくり味わいたい瓶入りのIPAです。

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ノースアイランドビール 「ノースアイランドビールIPA」の基本情報

銘柄(商品名):ノースアイランドビール インディアペールエール
醸造所名:SOCブルーイング株式会社
原産国:日本 北海道江別市
アルコール度数:7.0%
原材料:麦芽、ホップ
ビールスタイル:アメリカンスタイル・インディアペールエール
内容量:330ml
カロリー:記載なし
参考価格:560円


ノースアイランドビール 「ノースアイランドビールIPA」の味や風味

<外観>
ノースアイランドビール 「ノースアイランドビールIPA」外観
最初に目に付いたのはやや強めの濁りと沈殿物です。
これが旨みの元なのかな?

しっかり落ち着いたアンバーで、IPAらしく堂々としています。
泡立ちはモコモコではなく少なめです。

<飲む前の香り>
柑橘系の香りが爽やかに香りますが、IPAの中では穏やかな方だと思います。

<飲んだ時の香り>
飲む前に感じたグレープフルーツの香りをやや強めに感じましたが、こちらもしっかり鼻に抜けるというよりは落ち着きのある香りです。

<ノースアイランドビールIPAの味>
とにかく苦い!かなり苦味がしっかりしたタイプのIPAです。
最初は苦いという印象が強くて他の味わいを感じるのが難しいかもしれませんが、しっかり味わうようにするとモルトの甘さもちゃんとあります。
後味までしっかり苦く、かなり苦味の余韻が残ります。
炭酸は少なめでビールの味わいがしっかりわかります。

<ノースアイランドビールIPAの飲みやすさ>
とにかく苦味が強いことから、飲みやすいビールとは言えないと思います。
ただ、IPA好きさんは思わずニヤッとしてしまう旨みがあります!

<ノースアイランドビールIPAに合いそうな料理>
わたしはとにかくカレーが食べたくなりました!
それも夏に汗だくで食べるのがおいしいスパイシーなカレーです。
味が濃いものというよりは、スパイスが効いたもの、辛いものがよく合いそうです。

<総合評価>
★★★★☆


ノースアイランドビール 「ノースアイランドビールIPA」のレビュー

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ノースアイランドビールIPAは、すごく良い意味で土の香りを感じるビールです。
実際に土のニオイがするわけじゃないんですよ!

ビールの原料である、土から作られるホップと麦芽、そして大地を流れる水をノースアイランドビールさんが大切にしているから、ビール1本1本から大地感が溢れているのではないでしょうか。
まさに作り手の想いが込められているように感じました。

このビールは、とにかく苦い!苦さがおいしいビールです。
グレープフルーツを思わせる柑橘類の香りもあるのですが、とても繊細でグラスから立ち上る感じではありません。
鼻先にフワッと香ってくるような上品さがあります。
IPAはつい豪快に飲みたくなるビールですが、ノースアイランドビールIPAは静かに味わうのも楽しみ方のひとつだと思います。

アルコール度数は7.0%。ビールにしてはやや高めで、1杯飲み終わる前から顔がポーッと熱くなりました。

同じアルコール度数のビールよりも早く酔いを感じるような気がしました。
アルコール臭さはありませんが、お酒の恩恵を感じやすいタイプのビールです。
冷蔵庫から出したてよりも少し温度が上がったくらいがとてもおいしいので、冬でも楽しめます。

わたしはビールを飲むときは食事もおつまみもナシなのですが、このビールは炭酸も穏やかなので、食事をしながら飲むのも良いと感じました。
IPAの特徴である苦味が本当にしっかりしているので、濃い食事とあわせてもビールが負けることがなく、ペアリングを楽しめます。

あえて不満点をあげるとしたら、香りが優しいこと。
缶をプシュッと開けた瞬間から、これでもかー!というくらいに感じられるIPAのあの香りが好き!という方には、やや穏やかに感じるかもしれません。
わたしが毎日IPAを飲んでいて、香りに慣れきってしまっているというところも大いに影響していると思いますが、期待していたほどアメリカンホップの柑橘フレーバーを感じることができなかったところだけが唯一残念でした。

アルコール度数が高いということと、嗜好性の高いビールであることから、みんなが大好きな感じのビールではないと思いますが、好きな方は大好きになる1本です。
ノースアイランドビール インディアペールエールは、IPAが初めての方よりも、IPAが大好きで飲みなれていて、もっと苦味が欲しい方にこそオススメです。
強烈な苦味を1度味わうと、元のIPAには戻れないかもしれませんが、冒険してみる価値は大いにあると思います!


ノースアイランドビール ラベルへのこだわり

ラベルをじっくり読むのもクラフトビールの楽しみ方のひとつですが、ノースアイランドビールインディアペールエールのラベルはとにかく親切!
適温が8度~11度
目立つのは中央のロゴですが、よく読んでみると、右上に適温が8度~11度であることが書かれています。
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ラベルの下部にはこのビールの特徴である「鮮烈なアメリカンホップの香りと苦味」という簡潔な一文があります。

初めてこのビールを手にする方でも風味を想像することができて、おいしい状態を作りやすい。こういうところは日本のクラフトビールメーカーの良心というか、飲み手のことを考えている姿勢ですよね。
ノースアイランドビールは常時6種類のレギュラービールと季節ごとの限定ビールを製造販売していて、どの製品もラベルはこの仕様になっているようです。
デザイン性を損なわないこの情報の表示は、かなり好感が持てますし、工夫しているなぁと感心しました。


IPAとしての「ノースアイランドビール インディアペールエール」

わたしが普段飲んでいるビールもインディアペールエールです。
いつ飲んでも苦味が新鮮で、やっぱり苦いなぁ~ウマいなぁ~と唸りながら飲んでいるのですが、それと比べてもノースアイランドビール インディアペールエールは苦味が強いと思います。

ビールの苦さを表すビタネスユニット(IBU = International Bitterness Units)で言うと、普段飲みのIPAは56、ノースアイランドビール インディアペールエールは80程度と、数値でも違いが出ています。
ちなみに、アサヒスーパードライはIBU16、キリン一番搾りは21です。

ただ、IBUが高い=苦味が強いという単純な話ではなく、甘みが強いビールはIBU値が高くても実際に感じる苦味は穏やかだったりします。

例えばサッポロ黒ラベルはIBU21とキリン一番搾りと同じですが、わたしは黒ラベルの方がまろやかな苦味だと感じます。それはおそらく黒ラベルの原材料に米、コーン、スターチという副原料がモルトの甘みや旨みをより一層感じさせてくれるからだと思っています。


ジャパン・アジアビアカップ受賞歴アリの本物のビール

ノースアイランドビール インディアペールエールは、2008年ジャパン・アジアビアカップ(現アジア・ビアカップ)で金賞、2009年のジャパン・アジアビアカップでも金賞を受賞しています。

価格はけっこう高めで330mlで560円と贅沢なビールに分類されるかと思いますが、今日はガッツガッツ苦味が欲しい!IPAを堪能したい!というときにかなりふさわしい1本です。

ビアカップも認めたニガウマを心から楽しむためにもメーカー推奨の8度~11度でいただきましょう!

Juneやよい

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