福岡市ビアバー「クラフトビアブリム」に行ってきた
食べログなどで「クラフトビールを数多く取り揃えているお店」、「かなり料理のラインナップが揃っているお店」として高評価、高得点を獲得している福岡市ビアバー「クラフトビアブリム」に行ってきました。果たして評判通りだったのか?レポートしたいと思います。
赤坂駅(福岡市)で下車した後、4番出口を出て、スターバックスと信用組合のビル間の通り「大正通り」を南側(薬院方面)に向かって10分程度、歩きます。
その後、デイリーヤマザキが見えてきますので、デイリーヤマザキのお店のある角を左に曲がり、そのまま進むと二つ目の右に入る道が見えてきます。一際目立つ淡い煉瓦色のレンガ造りのビルがございますので、その煉瓦造りのビルの1階にお店があります。
お店が1階にあるのですが、黒板のお店の看板が入り口に立っているので比較的見つけやすいと思います。
ビルの1階には、ガラス張りの飲食店が4店舗程度入っていて、ボルタリングの施設もあり、終日、人で賑わっております。
福岡市ビアバー「クラフトビアブリム」店内の雰囲気
色味が深い朱色のレンガで造られたビルの一階にあり、お店はガラス張りの作りとなっている為、かなり開放感があり、晴れた日は、日光が差し込んでより爽やかな雰囲気になります。
立地としては、繁華街である天神西通りや岩田屋、三越あたりから多少、離れており、お洒落な人が集まる大名地区の中で、裏道の様な場所にあります。
隠れた美味しい店を探す気分になれるので、天神に寄った際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
繁華街である天神から約10分程度で行くことができ、また、赤坂駅からも近いので、ショッピングの帰りに気軽に寄ることができます。
ガラス張りのドアから店内に入ってみると、そこには広々とした空間が縦に広がり、木製のテーブルが5卓程度とカウンター席があり、結婚式の2次会で使えそうな広々とした
店内。
お店に入るとまず目を引くのが、お店の中央にある観葉植物。テーブルも木製と自然との調和をモチーフとしたお店作りで、とてもお洒落です。
休日の20時とあって、人でかなり賑わっていて、お客さんの層は20代後半から40代のお洒落な方々(家族や会社の同僚、カップル)でした。
クラフトビアブリムの店内には80年代のアメリカンポップミュージックがかかっていて、気分が上がり、友人や同僚との会話により一層華が咲くと思います。
照明は白熱灯を使用しており、店内が隅々まで見通せる照度で、開放感をテーマに照明をセッティングしています。
カウンターにはマスターらしき店員さんと1名の女性店員。
7名程度座れるカウンターの右奥に厨房があり、厨房には3名のシェフが忙しそうに調理されていました。
クラフトビアブリム店内にあるトイレの入り口の横には、黒板に「Reccomend Menu(当日のお薦め)」が書かれていて、その日は・糸島ポークロース肉のポワレ200g(1,500円)・牛サーロインステーキ200g(1,500円)・マグレ鴨胸肉のポワレ200g(1,500円)・日替わりパスタ(800円)・カキのアヒージョ(800円)・クラテッロ←生ハム(700円)・レアチーズケーキ(500円)・カシスソルベorバニラアイス(350円)・アバエル←ビールが黒板に記載されていました。
お薦めメニューの他、当日既に売り切れたビールも記載されているので、入店した際はぜひご一読下さい。
お店(クラフトビアブリム)の全体的なイメージですが、自然との調和がありつつも音楽がポップな感じと照明が比較的明るめ、そして店内が広々としているので、カップルで落ち着いた時間を過ごしたり、一人で飲みに行ってビールに浸る感じではなく、会社の同僚や先輩後輩、友人との気軽な会合や、久しぶりのデートでちょっといい所に行きたいというシチュエーションの時に使用される事をお薦めします。
ちなみに、クラフトビアブリムは喫煙可能です。当日はタバコを吸っている方は2名程度いらっしゃいました。
次にメニューの種類ですが、ビールは14種類程度、その他のアルコール・ソフトドリンクは40種類(カクテル、ワイン、ウィスキー、焼酎など)とドリンクメニューの種類はかなり豊富です。
フードメニューはステーキ類から、生ハム、枝豆などの軽食系、サラダ類、アヒージョ類、パスタ類、ピザ類やおつまみ類(ミックスナッツなど)と約50種類ものメニューを取り揃えており、軽めからガッツリ系と、どんな時でも楽しめる種類の豊富さがかなり魅力的です。
クラフトビアブリムで注文したビール
飲み比べセット(150ml×3種)と単品(250ml×1種)をオーダーしました。
飲み比べセットはビールメニューにあるビールの中から好きな銘柄のビールを3つ選ぶことができ、ビールの味を飲み比べするのに持ってこいのシステムです。
ビールの種類によってグラスや容器を変えるのではなく、150mlのグラスはどれも同じ種類のグラスで、口元は多少厚めのグラス。
250mlは手のひらよりも多少、背丈の高いグラスで口元のグラスの厚さは150mlと同じ厚さ。
(1)ピルスナー(呉ビール:広島)
(2)マンダリナバーバリア(富士桜高原麦酒:富士)
(3)R-IPA プロトタイプ 2年熟成ver.(いわて蔵ビール:岩手)
(4)アールグレイ(城端麦酒:富山)
国産のビールの種類が豊富なので、とことん国産のビールを飲みたいという方にはお薦めです。
ビールメニューはLager、Weizen、Ale、IPA、Rauch、Black、Fruitという項目で分類されていて、各銘柄の下には例えば、「スッキリ系のゴールデンエール:ゴールデンエール/南信州ビールの説明文」や「レッドエールをベースに7種のホップを使ったレッドIPA レア樽:R-IPA プロトタイプ 2年熟成verの説明文」と解説文が追記されているので、ビールを選ぶ時の参考になると思いますが、IPA・エール・ヴァイツェン・ブラックなどとビールの銘柄やビール製法の種類の予備知識があった方が、よりビール選びが楽しくなると思いますので、お店に行く際は事前にホップの種類やビールの銘柄の予習をしてから行かれることをお薦めします。
勿論、クラフトビアブリムの店員さんにお薦めを聞いた上で、自分の飲みたいビールや気分を踏まえた上でオーダーするのもありで、今回は店員さんのお薦めを聞き、それに沿ってオーダーしました。(店員さんから親切にお薦めやビールの特徴を説明してもらえます)
※今回はお店の奥の席に座っていたのでビールを注ぐところが見れなかったのが残念。
(1)ピルスナー(呉ビール:広島) 150ml (3種類で1,200円)
(写真:ピルスナー 呉ビール)
クラフトビアブリムの店員さんからお薦めしてもらったビールです。
片手サイズの小さなグラスに入った綺麗な琥珀色のビール。
広島県の呉産ビールで、口に含んだ最初の印象としては、あっさりとした口当たり。ただし、スッキリし過ぎているわけでもなく、ほど良く残るビールの後味。炭酸も少なめで、ごくごくと飲めるビールです。
(2)マンダリナバーバリア(富士桜高原麦酒:富士)150ml (3種類で1,200円)
(写真:マンダリナバーバリア)
先ほどのピルスナーと変わって、多少、琥珀色に深みがかかった色が印象的なビール。泡は少なめで、飲んでからの最初の印象ですが、ピススナーと比べて、どっしりとした深いビールです。
明らかに先ほどのピルスナーに比べて、ビールの味が濃ゆく、飲んでいくにつれ、ビールの味が口の中に残る感じがしました。ちなみに、炭酸は先ほどのピルスナー程で、程よい程度の炭酸度合いです。
薄味の料理よりも、サーロインステーキや味の濃ゆい料理に合うビールと思いますので、
ぜひ、ここのお店の看板メニューである牛サガリステーキや牛サーロインステーキと一緒に召し上がってみてください。
(3)R-IPA プロトタイプ 2年熟成ver.(いわて蔵ビール:岩手)150ml (3種類で1,200円)
(写真:R-IPA プロトタイプ 2年熟成ver.)
当日、頂いたビールの中でも一番ビールの味が濃ゆく、色合いもウーロン茶か紅茶と見間違えるほどの濃ゆい茶黒色のビールでした。一口、口に含んだ時、すぐさま「濃ゆい」という印象を受けました。
ドイツビールの様に、味が濃ゆいので、これも味が濃ゆい料理(ステーキやスペアリブといった肉料理など)と合わせて飲むとばっちり合うと思います。
その味の濃ゆさとクセのある苦味から好き嫌いがはっきりと分かれやすいビールです。
炭酸度合いについては、このビールもそこまで炭酸が強くないです。
(4)アールグレイ(城端麦酒:富山)250ml(600円)
(写真:アールグレイ)
メニュー中にもある紹介文の通り、紅茶味が前面に押し出された、かなり飲みやすいビールです。一口飲んでみたところ、「ん?これビールなの?」と思うくらい紅茶の味が強く、程よい甘みがあり、ビールの苦手な方や外国の様な味が濃ゆいビールが苦手な方でもごくごくと飲めるビールです。
見た目は多少、色が薄い琥珀色ですが、一口飲んでみるとかなりの人が驚かれると思います。あっさりとしている中にも、ほんのりと香る紅茶の香りと甘み。ビールというよりもカクテルを飲んでいる気分になります。なお、このビールも炭酸は比較的少なめです。
「クラフトビアブリム」で注文したおつまみ
お通しは無かったので、お通しの代わりに生ハムや看板メニューの牛サガリステーキをオーダーしました。
(1)切りたて生ハム3種盛 1,500円
(写真:生ハム3種盛り)
お通しが無かったので、まずは軽めにつまめる物を食べたいと思い、メニューを見てみると、色鮮やかな生ハムに目が留まりました。
プロシュット(もも肉)、コッパ(肩ロース)、パンチェッタ(バラ肉)と3種類の生ハムを取り揃えており、ぜひ食べ比べしてみたかったので3種盛をオーダー。
待つこと約10分。
木製のピザ皿に、これでもかというくらいに盛られた色鮮やかな生ハム。
よく見てみると、深みがかった赤や、多少ピンクに近い赤と、ハムによって、色が微妙に異なっており、赤身だけでなく、脂身のつき方も細い綺麗な線を描いている物もあれば、太い脂身のある物もあり、食べる前からかなり楽しい気分になってきました。
生ハムが来る前に味の濃いビールを飲んでいたせいか、まずは味の濃そうなパンチェッタから頂くことに。生ハムをお箸で一枚掴み、そのままお口に入れ、一噛み・二噛み。「塩味がかなり効いていて、濃いビールによく合う。」と感じました。ただ、塩味が効いているだけでなく、お肉本来の味もしっかりと残っていて、味の濃ゆいビールにぴったりです。
次に食べたことの無いコッパを頂くことに。お口に運んでからの第一印象ですが、先ほどのパンチェッタとうって変わってかなりお肉の味が残っていて、豚肉の風味が口の中に広がり、お肉そのものの味を楽しめるお肉となってます。
最後にプロシュット。脂身が綺麗に線を引いており、薄めにスライスされた一枚を頬張って味わうこと数秒。「塩気がかなり効いていて、噛めば噛むほど味わいが出てくる生ハムだ。」と感じました。薄めにスライスされたお肉は、ジャーキーなどといった味がしっかりとついているお肉の様な印象を受け、噛んでいくうちに色んなお肉の旨味が湧き出てくる逸品です。
添えられたレモンをそれぞれのハムにかけて食べると、また違った味を楽しむことが出来(レモンをかけることでかなりあっさりとした味になり、爽やかなお肉の味になります)、3種類の生ハムのほか、レモン味を加えた味をそれぞれ楽しむことが出来ます。
(2)牛サガリステーキ 1,500円
当日、クラフトビアブリムの店内にあった黒板に書いてあったお薦めの牛サガリステーキをオーダーし、待つこと約30分。
木製のお皿に、ふんだんに盛られたフライドポテトの上に、山盛りの赤身が残っているお肉を見ているだけで食欲がそそられます。
(写真:牛サガリステーキ)
(写真:牛サガリステーキ:フライドポテト)
(写真:牛サガリステーキ:ビネガーソース)
(写真:牛サガリステーキ:ワサビ、ガーリックチップ)
お肉そのものの味が一番楽しめると言われているレア・赤身が一番多いお肉を選び、何も付けずにそのままお口の中へ。「これは美味しい。」噛んでいくに連れ、肉汁が溢れ出て、牛肉そのものの味が口いっぱいに広がり、飲み込むのが勿体無い程、いつまでも食べていたい気分になります。
お肉は固すぎず、レア過ぎない最適の焼き加減。ついついお箸が進み、3切れ程、何も付けないで肉そのものの味を楽しんだ後、次はワサビをつけて食べてみることに。お皿の箸に添えられたワサビを一つまみし、赤身が残ったお肉の中心部分に添え、お肉を巻き、お口の中へ。
「これもイケる。」お肉の味をワサビがいい具合にさっぱりとした味に仕上げ、何枚食べても胸焼けがしない感じがしました。
肉汁がお口の中、一杯に広がり、食欲をとことん刺激されたら、もうお箸は止まりません。次に、白いソース皿に入ったビネガーソースで味わってみることに。ビネガーソースのお皿が気持ち小さく感じたので、たっぷりとビネガーソースをつけられるように多少小ぶりなお肉を選び、ビネガーソースのお皿の中へ。
ソースがしっかりとお肉に絡みつくように、たっぷりとビネガーソースをつけ、そのままお口の中に。お肉の匂いがいい具合に消され、ビネガーの風味が口一杯に広がりつつ、ビネガーが舌に絡み、主張し過ぎない程度のお肉の味とビネガーソースが絶妙なハーモニーを醸し出しています。
最後にお肉の半分程度にカットされたガーリックチップをお肉で巻き込み、これも一口で頬張り、噛みしめること約5秒。ガーリックのピリっとする味がお口の中を刺激し、お口の中で溢れ出す肉汁がピリっとした味を調和してくれるので、ビネガーソースに引き続き、最高のコラボレーションを楽しむ事が出来ます。
お会計
友人と3人で行ったのですが、一人当たり約3000円程度でした。
ステーキや生ハムなど、かなり美味しいお肉を食べながらも、ビールの飲み比べが出来てこの価格と考えるとかなりお得です。
福岡市ビアバー「クラフトビアブリム」に行った感想
食べログなどで「クラフトビールを数多く取り揃えているお店」、「かなり料理のラインナップが揃っているお店」として高評価、高得点を獲得しているだけあって、料理もドリンクメニューも種類が豊富で、どれも美味しく、お薦めのお店です。
店内は開放感があり、照明も明るく音楽もポップな感じなので、気の合う仲間同志での楽しい飲み会や先輩後輩、ちょっと背伸びをしたデートというシチュエーションにばっちりなお店です。
ビールにおいては、国産のビールを豊富に取り揃えており、ビールが苦手な方でもフルーツ系のビール(アールグレイ、フランボワーズ)がかなり飲みやすいのでビールの印象が変わること間違い無しの上、ビールに興味を持つきっかけになると
思います。
料理においては、ステーキや生ハムといった肉料理が特にお薦めで、お肉の他、パスタなどのボリュームがあるメニューや本日のデザート(レアチーズケーキやバニラアイス等)を取り揃えているので、男性が多い時や女子会の時でも楽しめるメニューとなっております。
また、当日、出張の関係から博多発の新幹線の時間が迫っている中、マスターに料理を早く出して貰える様に相談した所、優先して料理を出してもらえたり、気を使って頂いたりとかなり助けて頂きました。
繁華街(天神や赤坂)からも近く、終電をそこまで気にしなくても良いのでロケーションもばっちりです。
天神にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。
福岡市ビアバー「クラフトビアブリム」基本情報
福岡県福岡市中央区大名1-6-13 バルビゾン95 1F
電話番号:092-725-3817
定休日:不定休
お店のFacebookページやブログ※があり、当日飲めるビールの銘柄や今後入荷予定のビールの情報をタイムリーに更新されておりますので、ぜひチェックしてみて下さい。
※http://ameblo.jp/brim-fukuoka/
仕入れるクラフトビールをオーナー自身が選んでおり、仕入れたクラフトビールの樽が無くなると別の種類のビールを常に仕入れているので、いつお店に来ても新しいビールに出会うことができます。
25名以上の使用から貸切が出来、結婚式の二次会などいろんな使用状況に合わせてお店の雰囲気を変えたり、パーテーションや机や椅子などの配置を変えることが可能です。
<最寄りの駅・交通手段>
福岡市の中で繁華街である天神エリアにお店があります。
博多駅から行く場合は、(1)バス(2)電車の2パターン
バスの場合は、博多駅博多口を出て、右手にある博多バスターミナル1階 4番のりばから「201」や「113」、「203」などに乗り、警固一丁目駅で下車。
(運賃は230円)(約10分)
電車の場合は、博多駅地下1階、福岡市営地下鉄
博多駅から乗車し、赤坂駅で下車。
(博多駅から赤坂駅までの運賃は260円)