ビールの糖質の基礎知識と各社銘柄ごとの糖質量まとめ

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ビールの糖質の基礎知識と各社銘柄ごとの糖質量まとめ

ビール腹・・・。
会社の健康診断で、毎回メタボを指摘される方には耳が痛いですよね。

お腹の脂肪の大敵と言えば、やっぱり糖質。
ビールは飲みたいけど、糖質が心配との声はよく耳にします。

そこで、各社銘柄ごとの糖質量のまとめ・糖質オフ・糖質ゼロ飲料に関する基礎知識を見ていきます。

あわせて、メタボリックシンドロームに悩む方が糖質オフ飲料を飲む時の注意点と工夫をご紹介しましょう。

お腹のたるみを放置すると、おじさん・おばさん体型に拍車がかかる一方です。

だらしないと娘に嫌な顔をされたくないお父さん、歳をとったと夫にため息をつかれたくない奥様、必ず目を通しましょう。

ビールに含まれる糖質量は、商品やメーカーごとに異なります。

糖質が少ない銘柄を選べば、量を調整することもできるはず。主な銘柄の参考データを一覧表で確認しましょう。

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主要ビール銘柄の糖質量一覧 ※100ml当たり・各社メーカー公表値を参考

サッポロ生ビール黒ラベル 2.9g
サッポロラガービール 2.9g
サッポロクラシック 2.8g
サッポロヱビスビール 3.0g
サッポロヱビスプレミアムブラック 3.6g
サッポロヱビスロイヤルセレクション 3.1g
サッポロ琥珀ヱビス 2.9g
アサヒスーパードライ 3.0g
アサヒスーパードライエクストラシャープ 2.7g
アサヒスーパードライドライプレミアム 3.3g
アサヒ黒生 3.0~5.0g
アサヒスタウト 6.5g
キリン一番搾り生ビール 2.7g
キリン一番搾り小麦のうまみ 3.4g
キリン一番搾りスタウト 4.0g
キリンラガービール 3.2g
キリンクラシックラガー 3.6g
グランドキリン 4.4g

アサヒスーパードライエクストラシャープとキリン一番搾り生ビールが100mlあたり2.7gとやや低めの数値。

大まかには、100mlあたり3〜4gと考えるといいでしょう。

ここでふと感じるのは、お酒の中でこの水準は高いのか・低いのかという疑問。

ウイスキー・焼酎・ブランデーを始めとする蒸留酒には、糖質が入っていません。

残念ながら、通説通りにビールは糖質を多いお酒であることが分かります。

糖質は、身体を動かすエネルギーになる重要な栄養素。ただし、摂りすぎると脂肪として蓄積し内蔵脂肪や肥満のもとに。

一見スリムな方でも、身体の中は脂肪だらけの隠れ肥満リスクがあります。

どんなにビールが好きでたまらない方でも、体型維持を考えるなら糖質を控えるに越したことはありません。


※ビールのカロリーについては以下に詳しく書きましたので宜しければ併せてお読みください。
⇒ビールのカロリー一覧とダイエット中にお勧めのおつまみ

糖質を控えたいなら糖質オフ・糖質ゼロのビール

ビールが太りやすいことは分かっていてもやっぱり飲みたい、そんな方から支持されるのが糖質オフ・糖質ゼロの発泡酒です。

サッポロ極ZERO・サントリーおいしいZERO・アサヒスーパーゼロなどが有名どころ。テレビCMで目にして、気になっている方も多いでしょう。

糖質ゼロを実現できる秘密は、製法と原料の配合比率。

本来、ビールは、麦芽を発酵させて作ります。
発酵が終わった段階になっても全てのデンプン質が分解されるわけではないので、他のお酒より多めの糖類が残っていました。

そこで、多くの糖質ゼロ飲料では、糖分解能力が高い酵母を使います。

お酒の中に残るデンプン量を減らすことで、糖類ゼロ・糖質オフを実現するという理屈です。

さらに、もう一つ重要な温度管理と原料の比率。
アミノ酸がない環境では糖の分解が進まないため、徹底した環境整備と原料の調整を行います。

こうしたメーカーの努力の末にできたのが、糖質オフ・糖質ゼロ飲料。
ビールよりややあっさりした味になりますが、完全にやめてしまうよりずっとストレスが少ないはず。

糖類だけでなくプリン体をカットしたビールも増えています。

⇒ビールのプリン体が酸値を上げて痛風の引き金に?

メタボが気になってビールを控えようとしているなら、これらの飲料を試してみてはいかがでしょうか。


メタボに悩む方がアルコールを楽しむときの注意点・工夫

最後に、メタボリックシンドロームに悩む方がお酒を楽しむときの注意点・工夫を3つ紹介します。

第一に、糖質オフ・ゼロとは言えカロリーがあることを忘れないこと。

アルコールのカロリーは、1gあたり約7キロカロリー。炭水化物1g約4キロカロリーと言われていることを考えると、やや高めの数字です。

糖質をいくらおさえたビールでも、毎日大量に飲み続ければカロリー過多は免れません。

ダイエットの基本公式は、接種カロリー引く消費カロリー。

身体に入れるカロリー量が消費エネルギーを上回ると、当然お腹周りがたくましくなる一方です。

糖質だけに気をとられず、1本あたりのカロリーを把握して適量摂取を徹底しましょう。

第二に、ビールと一緒に食べる食事の内容。
アルコールは、食欲を増加させる作用があります。

酔いがまわった勢いでつまみを食べ過ぎてしまった経験、誰でも一度はあるはずです。

せっかく糖質カットのビールを飲んでも、脂肪・炭水化物たっぷりのつまみでは同じこと。

飲み会後のラーメンなんて、もっての他です。

お刺身や野菜・キノコ類・焼き物などあっさり系のメニューを選び、ご飯ものは控えめに。

はるさめ・長芋・煮魚などは、一見ヘルシーなように感じても糖質高めの危険メニュー。

食事とお酒のトータルで、糖質を控える努力が重要です。

最後の注意点は、どうしても糖質をカットしたものではもの足りないなら本来のビールを我慢しすぎないこと。

これまで述べてきたことと矛盾するようにも感じますが、満足度の低いお酒を飲むことでトータル摂取量が増えては本末転倒。

せっかくの晩酌がつまらない時間になる上に、スタイル維持にもマイナスです。

それなら、毎日一杯なら一杯とルールを決めて好きなビールを飲む方がずっと心穏やかでいられるはず。

糖尿病を患っているなら別ですが、正しく決めた適量を調整しながら飲む分にはそれほど大きな問題にはなりません。

ストイックなルールを決めずに、上手に糖質コントロールに励むことこそ長続きするメタボ対策。

ビール腹を克服すべく、楽しみながら継続できる取り組みを見つけましょう。

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