池袋東口 老舗ビアバー vivo!(ビーボ!)探訪レポート
池袋東口の「vivo!」に行ってきました。
vivo!は、20種類以上の樽生を常設している都内でも有名なビアバー。
お店オリジナルのクラフトビールもありますよ!
お店の雰囲気や飲んだビールやおつまみについてレポートします。
池袋東口からvivo!までの道のり
方向音痴なわたしでもgoogleMapに頼ったら東口からの行き方はわかりやすかったです。東口を出てサンシャイン通りを2分くらい進むと左にスターバックスが見えてきます。
vivo!はスタバのある建物の地下です。
池袋vivo! 店内の様子
木曜日の18時すぎに入店すると店内には3組くらいのお客様がいました。
長いカウンターとテーブル席が10席近くあり、広いなぁと感じました。
テーブル席同士の間隔には余裕があり、お隣に気を使うことはまったくなく快適!
壁にはブルワリーのポスターやエンブレムなどが飾られていて、2つのテレビではチャンピオンズリーグが放送されていました。
棚にはビール雑誌なども置いてあります。
スタッフさんは4名いました。たまたまかもしれませんが、皆さんかなり忙しそうに動き回っています。
女性が気になるお手洗いは、もちろん男女別!アメニティはシンプルですが、清潔感がありました。ウォシュレットあり。
1杯目のビールはアメリカンセッションIPAをいただきました
うしとらブルワリーの「Hop Smuggler Session Ale」です。
レギュラーサイズ980円、ハーフサイズ830円。
ホップ スマグラー セッションエールは、うしとらブルワリーとSchooner Exact Brewing Companyとのコラボビール。
スマグラーは「密輸人」という意味なのですが、アメリカからホップを持ってきてもらったことから面白おかしいこの名前にしたのだとか。
ホップ スマグラー セッションエールのアルコール度数は4.5%。
セッションIPAは、IPAの香りと風味を残しながらアルコール度数が穏やかなのが特徴なので、あまりお酒に強くない方でもIPAを楽しめます!
喉ごしもガツンとくる感じではなく、ホップの香りを楽しみながらもかなりすっきり飲めました。
vivo!名物 フィッシュアンドチップスにはスモールサイズも
こちらはスモールサイズのフィッシュアンドチップス。570円。
フライはひとつを半分に切ったものだけですが、ポテトがけっこう山盛りなので、2人でシェアしても良さそうです。
タルタルソースは自家製で、モルトビネガーも出してくれました。
ホップの花火! スルガベイ インペリアルIPA
こちらのビールは「スルガベイ インペリアルIPA」です。
レギュラーサイズ980円、ハーフサイズ830円。
スタイルはインペリアルIPA。柑橘系を思わせる華やかな香りと苦味に強烈なインパクトが!アルコール度数8.0%とかなり高め。
ドライホッピングを2回行っていて、香りが素晴らしい!
苦味もしっかりあり、奥深い複雑な風味は日本一深い駿河湾の名にふさわしい1杯です。
おつまみのマルゲリータピザ到着!
マルゲリータピザ930円です。
クラフトは、はじっこがカリカリ中心はソースとチーズでしっとり系。たっぷりのチーズがミルキーでやさしい風味です。
手に持つのがちょっと大変なくらいソースがゆるくお皿に残り、バジルの風味が少し弱いのが残念でしたが、クセのないタイプのみんながおいしいと思うようなピザです。
フルーツビール 桃&ラベンダー!「ピーチ・オブ・イモータリティ」
ピーチ・オブ・イモータリティ。
レギュラーサイズ1,180円、ハーフサイズ1,030円。
ポーランド・フルーツビア・フェスティバルのために醸造されたフルーツビールです。
スタイルはFarmhouse Ale with Peaches & Lavender。
香りはどちらかというと桃が勝っています。ラベンダーの香りもしますがアロマオイルのような感じではなく茎っぽいというか草っぽいというか・・・。
アルコール度数6.2%と若干高めですが、すーっと喉を通っていきました。
後味がかなり独特なので、ハーフサイズの方が良いかも?
ベルギービール「農家ビールのセゾン・デュポン」
セゾン・デュポン。
レギュラーサイズ1,130円。ハーフサイズ980円。
ベルギービールらしい聖杯型のグラスが頼もしいセゾン・デュポンは、いつまでも続くふわふわの泡が特徴。
ホップの香りに誘われて一口飲んでみると、想像以上に力強い飲み口なのですが喉を通り過ぎる感覚はわりとスッキリ。喉を通るときに清涼感がありました。
セゾン・デュポンは地元ベルギーでも人気の高いセゾンスタイルビールなのだそうです。
黒ビール ワールドビアカップ ゴールドメダリストのスワンレイク・ポーター
スワンレイク・ポーター。980円。
スワンレイク・ポーターは真っ黒なロブストポータースタイル。
アルコール度数は6%です。
アメリカで2年に1度開催されるワールドビアカップで2回もゴールドメダルを受賞している日本が世界に誇る黒ビールです。
ローストモルトの甘さが濃厚で苦味もしっかりありますが、フルーツも感じられる複雑な味わい。
こういうビールはゆっくり飲むのがおいしいですね。
男性にも大人気の海老とキャベツのソルトスパゲティ
海老とキャベツのソルトスパゲティ。930円。
エビに程よく火が通っていてプリップリ。
コーン、キャベツ、玉ねぎの甘さ、ピーマンのほろ苦さがかなりおいしい!
底にスープがあり、このスープにお野菜のエキスがたくさん含まれていて、最高においしい!
エキスを十分に吸ったパスタがたまらなくおいしい!
塩味はキツくなく、塩をきかせることで素材のおいしさを引き出すような使い方です。
けっこうおなかいっぱいだったのですが、あっという間に平らげてしまいました。
かなりオススメのパスタです!
見とれるほど美しい!ギネスドラフト
ドラフトギネス。570円。
この泡をクリーミーと言わずに何をクリーミーと言うのでしょうか?と本気で思ったくらい、上品な泡が美しい!ドラフトギネスはやはりこのグラスが似合います。
樽からサーブしてくれるギネスドラフトは、どこまでも穏やか。
なぜ最後の1杯をギネスドラフトにしたのかというと、食後のコーヒー代わりです。
口当たりが濃厚で苦味がありながらも、甘く香ばしいフレーバーも併せ持つギネスドラフトは、食後にかなりマッチします。アルコール度数も4.5%と穏やか。
ホッピーなチーズ ホップチーズ
ギネスドラフトと一緒にいただいたのが、このチーズ。
ホップチーズ、820円。
IPAが使ってあり、刻んだホップが練りこまれています。
ホップの爽やかな香りが楽しめるかな?とワクワクだったのですが、思っていたほどホップを感じられませんでした。
ホッピーなビールをたくさん飲んだので、わからなかっただけかもしれませんね。
お会計はいくら?
vivo!はテーブルチェックです。
ビール6杯、フード4品で合計は8,830円。
金額的には割安ではありませんが、安さを求めるお店ではないのでまったく問題ナシ。
わたしはいろんなビールを少しずつ飲みたい派なので、vivo!のようにサイズを選ぶことができるとかなり嬉しいです。
vivo!の個人的感想
お店を出たのは19時半すぎだったのですがこの頃には店内はほぼ満席。テーブルは全て埋まっていて、カウンターも3席ほどしか空いていませんでした。
お客様はスーツ姿の男性や、OLさんっぽい女性が多く、外国の方も数名いらっしゃいました。
わたしがvivo!に感じた超個人的な感想をご報告します。
vivo!は大人が通う店
ビールが好きな人、ビールに興味がある人が通うビアバーだけあって、大人のお店です。
皆さんそれぞれ自分のビールと食事、会話を楽しんでおられました。
客層は本当に良くヘンにはじける人もいないし、会話はにぎやかですが、席同士が近くないので(カウンターを除く)、気になるほどではありません。
それぞれのテーブルに様々な形のグラスと世界のビールが置かれている風景は、ビール好きにとって嬉しい眺めであり、ビアバーってやっぱりいいなぁと感じました。
vivo!が提供するビールの感想
世界の珍しいビールはもちろん、ボトルや缶で購入できるビールの樽生もあり、どれにしようか迷うと思いますが、ビールに詳しくなくても心配は要りません。
メニューにお味の特徴やスタイル、アルコール度数などがわかりやすく書かれているので、味の想像がつきやすいんです。
それでもピーチ・オブ・イモータリティのように、あれ?ちょっとハズしたかな?(個人的に)というものもありますが、それもまた楽しいですよね。
vivo!のビールは、季節や期間によって変わりますので、いつ行っても新しい味が楽しめます。次に行くときのために、その日飲んだビールをメモしておくと良いかも。
vivo!が提供するフードの感想
それぞれのフードの量は物足りなくはないのですが、お値段を考えると少ないかな?という感じですが、そこはビアバー価格ということで割り切れます。
1品1品がちゃんと作られていて、季節の料理などもありました。おつまみだけでなく、しっかりした食事もいただけるのでハラペコで行っても大丈夫!
わたしのオススメは海老とキャベツのソルトスパゲティ!
パスタ屋さんのメインメニューとしても十分通用するくらいのクオリティで、これをいただくためにお腹を空かせてまたvivo!に行きたいと思うくらい素晴らしいパスタでした。
vivo!のスタッフの感想
ホールの女性スタッフさんはニコニコしていましたが、他の男性店員さんがとにかく忙しそうで、あまり笑顔を見られませんでした。
ビールを真剣に注ぐ姿に、接客よりも最高のビールを提供することに力を注いでいるのかな?と感じました。
それもビアバーのひとつの姿勢だと思いますが、ふらっと1人で立ち寄ってカウンターに座ったときに手持ち無沙汰になるかも。ひとりで行くなら時間帯を選んだ方が良さそう。
若いスタッフさんが多かったですが、老舗ビアバーの教育がしっかりなされているようで、それぞれの持ち場でしっかりとお仕事をされておられました。
ビールの説明を求めたときも、ご本人がわからないことはちゃんと確認してくれてわかりやすい解説をしてくれました。
喫煙者さんへ vivo!はカウンター、テーブル席ともに禁煙です
お席は全て禁煙ですが、喫煙スペースが設けられています。
喫煙スペースにはビールを持ち込むこともできます。
壁にはビアスタイルが描かれているポスターなどが貼ってあって、なかなか面白かったです!
喫煙スペースとお席はのれんで仕切られているだけなので、喫煙スペースに近い席に座ると、はっきりとたばこのにおいがします。
イヤな方は喫煙スペースから遠い席に案内してもらうことをオススメします。
池袋に行ったらvivo!を楽しんで欲しい!
vivo!はいろいろなビールを楽しめるだけでなく、世界のビールやビアスタイルに詳しくなれるお店だと思います。
ビールを中心に飲食を楽しみながら、好きな銘柄やスタイルを知ることができるので、ビールが好きで好きでたまらない方にも、これからビールを開拓したい方にも適したお店。
フレンドリーな雰囲気ではなく、どちらかというとお客様の主体性に任せるという感じですが、カウンターに1人で来ていた方は、スタッフさんと親しくお話をしていたようなので、馴染み客になったらひとりでも楽しめそうです。
初めてのビアバーでちょっと不安があるなら、カウンターではなくテーブル席に通してもらって、メニューをじっくり読んでみたり(情報量が多くて読みごたえがあり!)、壁のポスター(多くがブルワリーのもの)を眺めたりすると、すぐに馴染めると思います。
ビアバーとしてその場の雰囲気を楽しむだけでなく、とにかくたくさんの種類の中から自分が好きなビールを見つけることができるお店としても面白いので、池袋に行った際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。
vivo!(ビーボ)お店の基本情報
URL:http://vivo-beer.com/
東京都豊島区東池袋1-20-5 B1F
03-3987-1588
<営業時間>
月:17:00~24:00
火-金:17:00~26:00
土日:15:00~26:00
常時20種類の樽生ビールあり
ボトルビール、モルトウイスキーも充実
オマケ vivo!に行くならチュロスターもどうぞ!
vivo!の近くに、チュロスター池袋サンシャイン通り店があります。
ここのチュロスは注文したらその場で揚げてくれるのでいつでも揚げたてアツアツをいただくことができます!
生地は小麦粉・上新粉・タピオカ粉などのオリジナルミックス。ひまわり油で揚げてくれるチュロスは、いつ行っても外はカリカリ中はしっとり!
シュガー系はとにかく甘いです。わたしのオススメはお砂糖トッピングなしの「プレーン」200円。
生地がほんのり甘いので、ちょっとだけ甘いものが食べたいなぁというときにかなりピッタリ。
甘いものが大好きならオーガニック・シュガー(210円)をどうぞ!
vivo!に行った日にもいただいたのですが、この日は初めて見たソルト&シュガー(210円)を注文。
待ち時間は約3分ですが、チュロスを作るお姉さんを見ていると時間を感じません。
ソルト&シュガーは塩も効いているのですが、甘さが塩気を引き立てて塩気が甘さを引き立てているような絶妙なバランスで、おなかにしっかり溜まるスイーツです。
池袋探訪のオヤツタイムに、vivo!の開店待ちにどうぞ!