静岡市ビアバー「BEER JUNKIE MOTEL」

静岡駅を北口を出て徒歩10～15分。

普段から車での移動に頼りっきりの足腰弱まり系女子が、グーグルマップとにらめっこしながらよたよたと進んでそれなので、場所が分かってる方ならばもう少し早く着くかもしれません。

ちなみに当日は連日真夏日記録を絶賛更新中の猛暑。

ビールが飲みたいビールが飲みたいと、背中に張り付く汗の感触を払いのけるようにひたすらつぶやきながら歩きました。

さて、溶けそうになりながらたどり着いたビルは、かつては「映画館通り」と言われていた「七間町（しちけんちょう）」の路地裏にあります。

七間町には「北ワシントンホテル」という大きなホテルがあるのでそれを目印に行くといいです。

その北ワシントンホテルの横の道を入るとスグ隣のビル。
「イマココビル」の1Fです。

少々場所がわかりにくく、また飲屋街から少し離れていて静かな場所なので、その雰囲気も隠れ家的で素敵ですね。初めての来店でしたので「このビル……？」と半信半疑な気持ちでビル内に入るとありました！

こんな所にビアバーがあるのか！ と！
何だか田舎のスナックがありそうな一角にビアバーです。
一見するとバーとはわからない入り口──！

扉を開けるに少しばかり勇気がいりそうな雰囲気が漂いますが、もう私は1人での飲み屋もお手の物。

軽快に扉を開け、いざ店内へ──。

大人な雰囲気漂うオシャレな店内

※店内の画像はこちらから引用

一見ビアバーとはわかりにくい扉をさっそく開けるとそこは大人な雰囲気漂うオシャレな空間がひろがっていました。一階にはカウンターしかなく席は10席程度。

二階はロフトになっていて、テーブル席にソファなんかがあり、ゆったりとしたくつろぎ空間となっています。

まず一階のカウンターですが、ロフトになっている事によりカウンター席は吹き抜け。
天井が高く開放感がたっぷりです。

そして、よくカウンターにある小さい椅子ではなくわりとゆったりとした背もたれもしっかりある椅子でした。

私はカウンターで飲むのが好きなのですが、長時間座っていたりすると疲れたり、お酒もはいり酔っ払ってくると背もたれがないのは大変ですから椅子は結構重要だったりします。

以前ふらっと入ったビアバーの椅子が小さく身体の大きめの方では座るのが窮屈そうな時がありました。椅子が小さめなので隣のお客様とも近く、トイレに行く際などで席を立つ時に隣のお客様に一声かけないと申し訳ない様な感じす。

それでは席を立つほうも飲んでる方も何だか気を使わないとならないですよね。
このBEER JUNKIE MOTELさんの椅子はとても満足な作りです。

残念ながら今回は2階は行けなかったのですが、大きなスクリーンがあり、ゆったりとしたソファで映画やスポーツなんかを観戦できる作りになっています。（2階は3名以上のお客様からのご案内だそうです）

大勢の仲間内でのパーティなんかでも使用可能です。
今度は是非ロフトの方にも行きたいと思いました。
っても私はそんなに大勢で飲みに行く事がないんですけどね……。

静岡市初のクラフトビール「アオイビールの樽生」

店内に入った後はカウンターに通され「いらっしゃいませ」とおしぼりとメニューを持ってきて下さいました。

とは言っても、ビールやワイン等のドリンクメニューはこちらの看板になっています。

フードメニューを持ってきてくれるのと同時に店員さんが「ドリンクメニューはあちらの看板になってます」と教えてくれます。

さて、こちらの「BEER JUNKIE MOTEL」ですが、最大の売りは静岡市で作っている地ビールであるアオイビールの樽生が頂けるとことなってます。

アオイビールは静岡市初のクラフトビールなんですが、こちらのお店はなんと直営店。
常時数種類のアオイビールの樽生が置いてあるそうです。

そうとなれば勿論アオイビールの樽生を頂かないわけにいきません。
ですが、一体どのビールを注文したらいいのか初めて行く時は悩みますよね。
どの樽生がいいのか……そんな風にメニューに目をやるとすかさず店員さんが、「ビールのご説明致しましょうか？」。

なんて気の利くお店なんでしょうか。
こちらから声を掛けることなく、店員さんからそう言って下さいました。
凄く有難いです。

一番上からこのビールはこういったビールで特徴は……等と本当に丁寧に説明して下さいました。

そんな店員さんのお話を聞きながらも、店内の大人な雰囲気に飲まれてうっかり「バーボンを深めのシングルショットで」と言いそうになるのをこらえ、さっそく一杯目に注文したのはこちら──。

一杯目のビールは「ゴールデンエール」

お値段800円。
一番上に書いてありますし、店員さんに「一番メジャーですか？」と聞いたら「そうですかね。よく頼まれますよ」との事だったので一杯目はゴールデンエールにして見ました。
早速飲んで見ますと……！ んん！？ うまい！
私アオイビールは初めてじゃなかったのですが、地ビールはどれもクセが強いなと言う印象でした。

ですが、このゴールデンエールはハーブ系の香りで爽やかなフルーティな感じです。
それ程強い苦味ではなく、穏やかで軽快な苦味なので比較的飲み易いと思います。
この様な苦味がそれ程強くなく、クセのあまりないビールはこの暑い季節に「ビールが飲みたい」と呟きながら歩いてきた一杯目にちょうどいいです。
ゴクゴクといけちゃいます。

待望の一杯目のビールをゴクゴクと飲み干した後の二杯目に選んだビールは──。

二杯目のビールは「スタウト」

お値段800円。
こちら見た目通り、黒ビールです。
わたし黒ビールも大好きなんです！

アオイビールの黒ビールは初めて頂くので何だかちょっとドキドキしてきました。
まるで気になるあの人との初デートの様な気分です。
……おぉ！ 黒ビール！ うまい！

何でしょう。
コーヒーの様な香ばしい香りにずっしりとした苦味！ ですが、黒ビール独特の甘さがあります！

全然飲みにくいなんて事はありません。
スタウトはチビチビと愉しむビールだなんて言われいますが、私にはちょうどいい喉越し。

もう一杯頼みたいくらいです。

本当にもう一杯スタウトを頂こうか悩んだのですが、やっぱりもっともっと色んな種類のビールが飲みたい。

という事で三杯目に頼んだビールがこちらです。

三杯目のビールは「カリフォルニア・コモン」

お値段950円。

最後に一杯、世界のビールも飲んでおきたいなと頼んだのがこのカリフォルニア・コモン。
カリフォルニア・コモンは、サンフランシスコのアンカー社が作るスチームビールで、低温で発酵させるラガー酵母をエールのように高温で発酵させたものです。
ラガーにしては色が濃い目ですね。

さてさて、お味の方は……！

おぉ！ がツン！ これはがツンときますね！
わりと苦味の強いビールです。

私はガッツリ苦味の強いビールも好きですが、ビール初心者の方には飲みにくいかもしれません。

ですが、はじめにサラッとしたビールをゴクゴクといった後のガツンとしたビールで〆る。
我ながらいいチョイスをしたなと思いました。

今回飲まなかったのですが、この日もう一つあるアオイビールの【ヴァイツェン】。
こちらはバナナの様な甘い香りで飲みやすく、ビールの苦味が苦手という方にオススメです。

お酒のあまり強くない女性なんかが、よく頼まれるそうです。
またビール以外に、ワインやカクテルなんかもありますからビールは2～3杯で後はカクテル……なんてことや、グループで行った際にビールが苦手な方がいても安心ですね。

「BEER JUNKIE MOTEL」フードメニュー

美味しいビールは勿論。フードメニューも充実しています。

色々なものがあるので、こちらも店員さんにオススメを聞いて頼ませて頂きました。

フライドポテト

お値段500円。
やっぱりビールと言ったらフライドポテト！
つまむに最適ですし合いますね！

アツアツの揚げたてのフライドポテト……。もう、これは文句なしに美味しいの一言です！
またお値段もリーズナブルですよね。
頼んでから比較的早く出てきますし、一杯目のビールを飲みながら軽くポテトをつまみ、他のフードを待つなんてのにも最適です。

ジャンキー・F・チキン

お値段600円。
こちら甘辛醤油ダレのフライドチキン。
このフードメニューにも載ってますが、見てください！ 最初のドリンクメニューである黒板を！

そうです。ビールの友「イチオシ」なんですよ、こちら。
店員さんも真っ先に「ジャンキー・F・チキンがオススメです」っと言っていました。
んっまぁい！ んっまぁいですよ！

甘辛醤油ダレはビールに合いますし、なんと言ってもジューシーです！
食べるとチキンの肉汁が口の中でひろがるジューシーさ。
こんなお肉食べながらビールを飲むとグイグイ進んじゃいます。

ミートパイ

お値段600円。
私来店する前にお店のホームページを見させて頂いたのですが、このミートパイの写真がありまして絶対食べてみたいと思ってたんです。
ミートパイって中々食べる機会がなくないですか？ お家で作るにも手間かかりますし。
ですから、念願のミートパイが私の目の前へときたわけです。
これがまた、最高に美味しいんです！
サクサクのパイ生地にジューシーな牛肉がギッシリ。

結構ガッツリなのですが、食べやすくちょうどいい大きさなのでそこまでお腹いっぱいになるわけでもないので、これまたおつまみに最高です。
スタウトなどの黒ビールによく合います。

ガッツリ系が好きな方には是非食べて頂きたい一品です。

この他にもアサリのスープ飯なんていうご飯ものから、スモークチーズなどの軽めのものも沢山あります。

お値段がどれも300円～600円程度とリーズナブルなので頼みやすく色々なものが食べたくなってしまいますね！

「BEER JUNKIE MOTEL」知ってるとオシャレなお店

今回行ってみてまず思ったのは「こんなとこにオシャレなビアバーが？！」でした。
飲みに行こうと思った時になかなか飲み屋街から外れたお店に行くのは知っていないと行かないものです。

ですが、ここ「BEER JUNKIE MOTEL」はその名に相応しくビールは地元のビールを存分に味わいながら堪能でき、飲み屋街からちょっと外れてる事もあってかお値段はリーズナブル。

この日ビール三杯に、おつまみを三品と堪能しましたが総額は4,250円。

5,000円以下でこんなに素敵な夜を楽しめちゃいます。
また日曜日の営業時間は15:00～となっているので、昼間から美味しいビールが飲めるなんて最高です。

全面喫煙可となってますが、ロフト式という作りのおかげでそれほど広くない店内ですが開放的なので気になりません。

こんなオシャレで隠れ家的なお店を知っていたら、友人達に自慢できるんではないでしょうか？

ビアバー「BEER JUNKIE MOTEL」お店の基本情報