ギネス「エクストラスタウト」のレビュー&注ぎ方
今回ご紹介するのは世界一有名な黒ビール「ギネス エクストラスタウト」でございます!
こういう知名度の高い、本当に愛されているビールは、1度飲んでみるに限ります。
瓶からグラスに注ぐポイントと、上手な注ぎ方もご紹介しますね!
ギネス 「ギネス エクストラスタウト」の基本情報
醸造所名:ギネス
原産国:イギリス
アルコール度数:5.0%
原材料:麦芽、ホップ、大麦
ビールスタイル:アイリッシュスタイル・ドライスタウト
内容量:330ml
カロリー:100mlあたり43kcal
参考価格:255円
ギネス 「ギネス エクストラスタウト」の味や風味
<外観>
ギネスといえばやっぱりこの黒色ですよね。
世界一有名な黒ビールの貫禄です。
ビシッと1本の線を引いたような泡との境目がカッコイイです!
クリームを思わせる泡もギネスの特徴です。
上手に泡ができると、10円玉がのっかるくらいキメ細かく弾力のしっかりした泡になるそうですよ。
<飲む前の香り>
ギネスエクストラスタウトの香りはチョコレートに例えられることがあります。たしかにカカオのような香ばしさと甘さもあるのですが、わたしは甘みのある麦の香りよりも醤油のような醸造香を強く感じます。
微生物(酵母)による発酵という共通点があるからでしょうね。
それから、ローストしたモルトのパキッとした香ばしさを感じます。こちらはわかりやすいと思います。
<飲んだ時の香り>
ローストしたコーヒー豆のようなしっかりした香ばしさを感じます。
これぞギネスエクストラスタウトのコク!と言える黒ビールのアロマですね。
<ギネス エクストラスタウトの味>
少し燻煙を含んだような強い香ばしさがウマいです。
発酵飲料独特のコクと麦の苦味を含む甘さもしっかり感じられます。
炭酸が少ないので、食後でも無理なくいただけます。
温度が低すぎると酸味が増しやすいので、10度くらいになるまで待ってから飲むことをオススメします。
<ギネス エクストラスタウトの飲みやすさ>
ピルスナーに慣れていると最初は違和感があると思いますし、クセが苦手という方も少なからずいます。
しかし、ギネスエクストラスタウトは黒ビールを代表するビールですので、1度味わって風味を堪能して欲しいです!
<ギネス エクストラスタウトに合いそうな料理>
わたしが好きなのは甘いものとの組み合わせです。
今回はファミリーマートの「プレミアム ブリュレチーズケーキ~ベイクド&レア~」と一緒にいただきました。
最近のコンビニスイーツって本当にクオリティが高いですよね~。
3層になったチーズそれぞの風味と舌触り、焦がしカラメルのあまニガ、そしてシャリ感のあるザラメがギネスエクストラスタウトとかなり合いました。
どちらも濃厚で風味がしっかりしているのですが、しつこすぎないのが良い!
飲んでは食べ、食べては飲んで…を繰り返していると、ブリュレチーズケーキよりも先にギネスエクストラスタウトが無くなってしまったくらいビールを飲むペースがいつもより上がりました。
相性の良いペアリングってこういうことを言うんだなーと身を持って体験しました。
甘いものが苦手でしたら、スモークチーズと一緒にどうぞ!
燻製とギネスエクストラスタウトもなかなか良いペアですよ!
★★★★★(星5つ)
ギネス 「ギネス エクストラスタウト」のレビュー
苦味は穏やか、コーヒーのようなコク、そして程よいアルコール!
ひと口ずつゆっくりと口に運ぶごとに黒ビールの深い味わいが広がります。
まだまだぬるいビールに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、このビールだけは10度くらいまで温度を上げてから飲んでいただきたい!わたしは12度くらいのギネスエクストラスタウトが好きです。
こうすることでホップの苦味とは一味違うローストモルトから生まれる苦味とコクをしっかり堪能できます。
お風呂上りの1杯に喉で味わうビールではありませんので、ソファに深く腰を落として映画でも見ようかなーというときにゆっくり味わってみてくださいね。
黒ビールってどこがおいしいの?という意見にわたしなりの回答をすると、ボディいっぱいに広がるコーヒーを思わせるほど豊かな香りとコク、そして香ばしさ、ローストモルトの甘さを含んだ苦味、穏やかな酸味。良い状態で飲むと、これらがひとつになるんです。
アルコールによって少しずつ気持ち良くなりながら、ギネスエクストラスタウトをゆっくり飲んでいると最後のひと口まで幸せを感じられます。そのすべてがおいしい!・・・と思っています。
わたしはクセのあるビールが苦手ではないので、ギネスエクストラスタウトに感じる醸造香もわりと気に入っています。(感じない方もいらっしゃると思います)
クリームのような滑らかな泡と、どこまでも深い黒いボディの外観も素晴らしいですね。
もちろん、最高の状態で飲んでも苦手な方は苦手だと思いますが、1度はギネスを注ぐプロのエクストラスタウトを飲んでみていただきたいです。
それでも苦手だった方はハーフ&ハーフを試してみてはいかがでしょうか?
黒ビールの特徴は残したままクセが穏やかになるので、飲みやすい大人のカクテルになります。
気に入っているスイーツや燻製のおつまみを用意して、ぜひギネスエクストラスタウトを堪能してください。
ほんの一瞬でも、あれ?ウマいかも?と思ったら、また飲みたくなること間違いなしですよ!
250年の歴史を持つギネス
ギネスといえば「黒いビール」ですよね。
この黒が生み出される秘密は、ローストした大麦にあります。
ギネスに使用されるモルトは、大麦モルトとギネスの独自技術でローストされたローストモルトです。
ギネスは一見「黒」ですが、光に透かすとルビーレッドにも見えます。この美しい色もローストモルトによるものなのだそうです。
そして、ギネスの風味に欠かせないのが「ギネス酵母」です。
ギネス創始者のアーサー・ギネス氏の時代に使われていた酵母の血筋とも言える代々使われている酵母で、とても貴重なものなので、もしもの場合に備えてほんの少し取り分けて大変厳重に管理しているのだそうです。
そんなギネスを最大限においしくいただくなら、やっぱり注ぎ方をマスターしたいものです。
ギネス エクストラスタウト(瓶)の注ぎ方
正式なやり方ではないのですが、比較的キレイな泡ができやすいギネスの注ぎ方をご紹介します。
最初に注目したいのがグラスです。
ギネス専用グラスは底よりも口が広いものなので、できればこれに近いものを用意しましょう。
リーデル・オーの「オー・ビアー」も底より口が広いですが、こういう凝ったグラスよりも、コーラのグラスのようなオーソドックスなものの方がギネスらしい泡を作りやすいと思います。
ちなみに、コーラとギネスエクストラスタウトを使った「ディーゼル」というカクテルもあります。
作り方はこちらです。
http://beer-chikara.jp/archives/497
グラスは冷やさなくても大丈夫ですが、清潔で水滴や油分のついていないものにします。
グラスは少し傾けます。よく言われている角度は45度。テーブルにグラスを置いて傾けてみると45度がわかりやすいと思います。
ギネスを注ぎます。
注ぐときはグラスを手に持って目の高さに持ってきます。こうすると実験してるみたいでちょっと楽しくなります!
グラスの中のどこにむかって注ぐのかというと、とくに決まりごとはありませんが、グラスのふちから3cmくらい下のあたりを狙ってみてください。
ギネス専用グラスを使うなら、ロゴのハープのいちばん下あたりを狙うとちょうど良いです。
最初の1回で注ぐ位置はグラスのフチから3cmくらい下あたりが理想。これもハープロゴが目安になります。
ここまで注いだら泡がモコーっと上がってくるので、グラスをテーブルに置いて泡の変化を楽しみます。
どれくらい待つのかというと最低でも2分!
ギネスエクストラスタウトは温度が上がってもおいしいので、ビールがぬるくなる~!という心配は一切不要です。
腰を落ち着けて待ちましょう。
泡が落ち着いたら残りのギネスを静かにグラスに注ぎます。泡の層のいちばん下の部分がグラスのふちから1cmくらいのところに落ち着いたら飲み頃。
うまくいけば、自分で注いだとは思えないくらいクリーミーで美しい泡になりますよ!
ギネスのチョコレートのような香ばしいかおりを楽しむためにも、冷やしすぎはダメです。
香りの成分は揮発性で、温度が高い方がわかりやすいためです。
冷蔵庫から瓶を出したら、15分くらい置いておきます。
冬場なら冷やさずに飲んでもおいしいという人もいるくらい、ギネスは高めの温度が好ましいビールです。
ギネスの本当の味を自宅で再現するためにも、温度と注ぎ方には細心の注意を払いましょう!
初めてのギネスはビアバーが安心!
ギネスはまだまだ日本で誤解されているビールなのではないでしょうか。
ギネスを冷蔵庫から出してすぐ、瓶や缶からそのまま飲んで「おいしくない!」と感じてしまうのはとてももったいない!
ギネスのウマさがよくわからないままなんとなく敬遠しているなら、ぜひ1度、お店で飲んでみてください。
それも、ギネスを最高の状態で提供してくれるビアバーを厳選して足を運んでみてください。
ギネスにあまりこだわっていないようなお店では、冷えすぎていて残念な状態で提供されることもあるので、お店選びは慎重に!
プライドを持ってサービスしてくれるお店のギネスをいただくと、印象がガラッと変わって、キンキンに冷えたビールだけがビールじゃないということを実感できると思いますよ!