ビールに合う「卵を使った」おつまみレシピまとめ
今回ご紹介するのは、卵をつかったビールおつまみです。
ゆで卵に玉子焼き、親子丼などの数多くの卵料理が日々消費されていることでしょう。しかしながら、卵とビールは必ずしも相性の良いものとしては認識されていないようです。
確かにゆで卵にビール、玉子焼きにビール、という光景をイメージすると、あまり似あわないような気もしますよね。
しかし卵は使い方次第では、安価で美味しいおつまみを生み出す、食の風雲児ともなりうるんです!!今回はそんな卵に注目して、卵の良さと卵を使ったビールのおつまみについて見ていきたいと思います。
<目次>
卵の優れている点
卵の良い点、優れている点を挙げると、
・いつでもどこでも買える
スーパーからコンビニ、八百屋さんまであらゆる場所で購入可能♪
・保存がきく
状態の良いものだと約1ヶ月は保てるとされています♪
・どんな料理にも使える万能食材
主役級の豪華な料理にも、ダイエットやフィットネス効果を上げたい時のヘルシー料理にも、卵は、様々な料理に合うのが魅力です♪
と、このような3つの取り柄があります。
これは、手軽にササッとつくる料理=おつまみに使う材料として、とても良い条件になりますよね。
卵は料理の方法がいっぱい!
特に、バラエティ豊かな調理法に関しては、おつまみ料理として使う場合でなくとも誰もが知るところではないでしょうか。
ゆで卵や目玉焼きのような茹で・焼きはもちろんのこと、スコッチエッグのような揚げ物や、お菓子作りのベース材料としても活躍できるところが、卵の良さを高めています。
今回は、そんな卵を使った簡単過ぎるビールのおつまみをご紹介していきたいと思います!普段から卵をおつまみとして使っている方も、卵おつまみがあまり思いつかないという方も、ぜひぜひご覧ください。
ビールのおつまみレシピ1「卵かけアボカドサラダ」
1品目にご紹介するのは、これぞおつまみ!と言えるような、非常に簡単な卵料理です。
『アボカドのようなまったりしたものとビールは合わない』というのは間違い。
アボカドは“森のバター”と言われるだけあり、とても脂肪分の多い食材ですが、意外にも、ピルスナータイプのビールや炭酸の効いたビールとの相性が良い食材です。
ですが、このおつまみの一番のポイントは、何と言っても簡単につくれてしまうこと!
卵とチーズを合わせてアボカドにかけるだけのおつまみですから、どんなに疲れた日の晩酌にも、すぐに出せる優れ物ですよ。また、料理が苦手な方でも安心ですね。
とっても簡単な手順のみでOKなおつまみですが、このおつまみの第二の主役、アボカドには、ビタミン系の成分がたっぷりと含まれているので、疲れた日やお肌の状態が気になる夜のおつまみにも最適です。
■このおつまみに合うビールのスタイルの参考■
・スタウト
・ピルスナー
・ラオホ など
<材料>
・卵: 1個
・粉チーズ:小さじ1~2杯
・アボカド:1個
・ブラックペッパー:少々
・塩:少々
「卵かけアボカドサラダ」作り方
1. アボカドから種を取り除きます。
画像のようにまずは半分に切ると、種がスッポリときれいに取れますよ。
2. 1のアボカドを、角切りになるように切ります。
3. 卵をボウルに入れます。
4. ボウルに、粉チーズとブラックペッパー、塩を入れて軽く混ぜましょう。卵好きの方なら、あまり卵をかき混ぜずにとろみを残しておいても良いですよ。
5. アボカドを器に移したら、4の卵液を流し入れます。
6. ビールと交互に召し上がってください。
どんな味?
例えるならば、B級グルメの中の一流品といった雰囲気で、簡単につくれるのに一瞬でおつまみらしくなる、おつまみofおつまみでした。
まったりとした濃厚な口当たりと、口いっぱいに広がるまろやかなコクが、辛口タイプのビールとよく合っていました。
かつお節をかけてみても良いでしょう。
ビールのおつまみレシピ2「高菜漬け入り玉子焼き」
定番の玉子焼きも、混ぜる材料次第で味がことのほか変わってきます。
今回使用したのは、高菜漬け。
市販でも手づくりのものでも良いですが、高菜のお漬物を入れることで、ピクルスやザーサイのようにドぎつい、アルコールに負けないおつまみをつくることができます。
卵のまろやかさで高菜漬けの味は緩和されますが、それでもビールのおつまみとしての存在感は十分に示していけます。
一見地味でありきたりなおつまみですが、美味しさの抜群さは保証しますよ!
■このおつまみに合うビールのスタイルの参考■
・インディア・ペールエール
・ベルジャン・ペールエール
・ゴーゼ など
<材料>
・卵:4個
・高菜漬け:適量
・油揚げなど(今回はがんもどきを使用):1枚程度
・しょうゆ:小さじ2杯
・砂糖:大さじ1杯
・サラダ油:大さじ1~2杯
「高菜漬け入り玉子焼き」作り方
1. 高菜の漬物を適当な大きさに刻みます。
2. 油揚げを刻みます。
3. 卵をボウルに割り入れて、よく溶きます。
4. ボウルに、1の高菜漬けと2の油揚げ、砂糖、しょうゆを入れてよく混ぜましょう。
5. サラダ油をフライパンに引き、熱します。
6. フライパンが温まったら、4を流し入れましょう。
7. 玉子焼きをつくる要領で、弱火でじっくりと焼き、巻いていきます。
8. 焼き色が付いたら完成です。
9. 皿に移したらできあがり。切り分けながら召し上がってください。
どんな味?
卵とがんもどきのふわふわの食感と、高菜漬けのシャキシャキした食感が絶妙でした。
高菜漬けの塩気に、がんもどきと卵のうま味が組み合わさっており、余計にビールがすすんでしまう味となっていました。
今回使用したがんもどきもオススメですが、厚揚げや油揚げなどを刻んで入れると、コクが増しますよ。
高菜漬けの味が濃いので、苦味が強いタイプのビールでも合います。定番メニューの玉子焼きだからこそ、ちょっと変わった味の、特徴的なビールを選んでみてくださいね。
ビールのおつまみレシピ3「おくらと卵のあんかけ」
おくらと卵、それぞれのトロトロした食感を大切にしたおつまみをご紹介します。
お通しのようなおつまみですから、前菜のように出しても良いですし、〆のご飯にかけてもGOOD!!
玉ねぎとおくらがあればちゃちゃっとつくれてしまう簡単なビールのおつまみですよ。
■このおつまみに合うビールのスタイルの参考■
・ペールエール
・ケルシュ
・ヴァイツェン など
<材料>
・卵:3~4個(卵の大きさ次第)
・おくら:5本
・玉ねぎ:中くらいのもの1玉
・しょうゆ:大さじ1杯
・本みりん:大さじ半分
「おくらと卵のあんかけ」作り方
1. 玉ねぎを薄くスライスします。
2. フライパンを温め、スライスした玉ねぎを弱火で炒めます。
玉ねぎの水分が出るので、よほど焦げ付きやすいフライパン以外はオイルなしでも大丈夫です。
3. 10分~15分ほど炒めた後、玉ねぎがしんなりしてきたら、おくらを加えて炒めます。
4. 1~2分ほど炒めたら、しょうゆと本みりん、分量外の水大さじ3杯程度を加えて煮ます。
5. その間に、卵を割ってほぐしておきましょう。
6. 4に溶きほぐしておいた卵を流し入れ、中火にかけます。
7. 卵が半熟になったら完成です。
8. くずさないようお皿に流してください。
どんな味?
やさしい和風の味ですが、半熟卵やおくらのまったり感が口の中でとろけるようで、今回合わせた(苦味が少なくフルーティなタイプ)ビールにも合っていました。おつまみとしてはもちろんですが、〆としてご飯の上にかけても最高ですよ。
炭酸が弱めのビールや、ほのかな甘みが感じられるビールを合わせるのがオススメです!!
ビールのおつまみレシピ4「手間いらず&ヘルシー スコッチエッグもどき」
スコッチエッグと言ったら、卵をコロッケのような生地で包んで揚げた人気のお料理ですが、揚げ物特有の手間や失敗する確率の高さで「めんどうくさいな~」と思われる方も数多くいらっしゃるかと思われます。
ただし今回ご紹介するのは、スコッチエッグのように“手間がかかっている”ように見えつつ、実は簡単につくれて、短時間でできあがるスコッチエッグ・もどきなのです。
スコッチエッグもどきをつくるポイントは、揚げないこと。
生地や衣を慎重に付けて、ゆで卵が破裂しないようにじっくり揚げる本格的なスコッチエッグはとても大変で、しかもカロリーは高い!!
しかし揚げずに食感の良さを表現できれば、わざわざ揚げることはない。
と、そんな思いからアレンジしてみました。
ご紹介する料理法なら、帰宅後すぐにビールが飲みたいときにも、ご飯のおかずをつくるついでに、すぐにつくれちゃいますよ♪
分量も量る必要はほぼありませんし、とにかく簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
■このおつまみに合うビールのスタイルの参考■
・ヴァイツェン
・アルト
・ランビック など
<材料>
・卵:人数分
・じゃがいも:適量
・薄力粉:小さじ2杯
・塩:少々
・カレー粉:大さじ1~2杯
・ごま:適量
・オリーブオイル:適量
「手間いらず&ヘルシー スコッチエッグもどき」作り方
1. ゆで卵をつくっておきましょう。小鍋に水と卵を入れます。火をかけてから約15分で固ゆで卵ができあがりますよ。
※沸騰したら、ふきこぼれないように火加減を調整しましょう。
2. じゃがいもの皮を剥き、丁寧に洗います。シリコンスチーマーなどを使って、電子レンジで加熱しましょう。
3. やわらかくなったじゃがいもをボウルに入れて、マッシャーなどで潰しましょう。
4. 潰したら、薄力粉を入れて手でよく混ぜます。途中で塩とカレー粉(オールスパイスなど)を入れてさらに混ぜます。
5. 4の生地を使い、ゆで卵を包みます。
6. その上から、ごまをまぶして軽く押し付けます。
7. フライパンにオリーブオイルを適量入れて火にかけ、温めます。
8. フライパンを30秒ほど温めたら、5を入れて焼きましょう。素材には火が通っているので、焼き目がつく程度でOK。
9. 焼きあがったら、お皿に移して完了です。
熱い内にお召し上がりください。
どんな味?
ごまをたっぷりとまぶした生地はザクザクした食感になっており、揚げ物に必須の面倒な衣を付けなかったにも関わらず、揚げたような美味しさを感じることができました。
外側はごまによるプチプチザクザクとした良い食感があり、また、内側はもったりとした満腹感のある生地がたっぷり詰まっているため、ヘルシーな味わいながらも満足のいくおつまみとなっていました。
ちなみに、今回合わせたランビックスタイルのビールはほんのりと甘酸っぱいテイストなのですが、これが塩気のあるおつまみと絶妙なバランスを出していました。肉料理にラズベリーやチョコレート風味のソースをかける効果と似ていますね。
甘いテイストのビール=スイーツという定番の組み合わせだけではなく、おかず系の塩気が強いおつまみとの組み合わせも、ぜひお試しください。
ビールのおつまみレシピ5「お好み焼きそば」
広島風お好み焼きと、大阪風お好み焼きの良いとこどりができるおつまみです。
まるでお祭りの屋台で買ったかのような素敵なチープさが、ビールと合わせるには好都合!特に日本で一番流通しているとされるピルスナータイプのビールには、最高に合いますよ。
冷凍物の焼きそばでも、お惣菜コーナーの焼きそばでも、手づくりの焼きそばでも、とにかく焼きそばがあればOKなおつまみなので、「ビールにはやっぱり、ガッツリしたおつまみを合わせたい」という方は、ぜひつくってみてくださいね。
■このおつまみに合うビールのスタイルの参考■
・スタウト
・ピルスナー
・シュバルツ など
<材料>
・卵:2個
・薄力粉:大さじ3杯
・焼きそば(市販のものでも手づくりでもOK):約1人前
・サラダ油:大さじ1杯
「お好み焼きそば」作り方
1. ボウルに、卵と薄力粉を入れて混ぜましょう。
2. フライパンに、サラダ油を引いて加熱スタート。
3. 30秒ほど加熱したら、1で溶いた生地を入れて焼きます。
弱火~中火の温度で、焦げ付かないようじっくり焼きましょう。
4. 生地が焼けてきたら、その上にあらかじめ用意しておいた焼きそばを置きましょう。
5. これを、フライ返しなどで焼きそばごとひっくり返します。
6. 焼きそばを置いた面がよく焼けるまで、再び弱火~中火で焼いていきます。
7. 両側とも火が通れば完成です。
8. お皿に移して、アツアツの内に食べてみてくださいね!
どんな味?
焼きそばはすでに焼いた後の料理です。
そんな焼きそばをもう1度焼くことでサクサクの食感が生まれ、まるでスナック感覚のおやつのような味となり、炭酸強めでホップや苦みが効いたビールにとても良く合っていました。
また表面はカリカリなのですが、内側は卵を使った生地がふんわりとした食感になるので、サクサク+フワフワの絶妙なハーモニーを生み出すことになりました。