サントリー武蔵野ビール工場見学 ガイドツアーの感想

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サントリー武蔵野ビール工場見学 ガイドツアーの感想
サントリー武蔵野ビール工場で通年やっている工場見学ガイドツアーに行ってきました。
ビールはよく飲むけど、作り方まではよくわからない・・・そんな方でもビールに詳しくなることができて、ますますビールが好きになる工場見学ガイドツアーの内容を詳しくご紹介します。
ネタバレ要素満載なので、行く予定がある方は閲覧注意です!

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サントリー武蔵野ビール工場への行き方

京王線、JR南武線 分倍河原(ぶばいがわら)駅から無料のシャトルバスが出ているのでこれに乗るのが便利。
バス出発の5分ほど前には指定のバス停でブルーのバスが待機しています。
サントリー武蔵野ビール工場への行き方

このバスは「モルツ号」
すごく目立つのですぐわかると思います。
モルツ号

バスの窓にはさっそく気になる情報が!
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関東の飲食店やお店で販売されるプレミアムモルツは全てサントリー武蔵野工場で作っているのですが、この工場からできたてのプレミアムモルツを直送してくれるのだそうです。
見学の最後に売店で申し込むことができます。

バスに揺られること7分。
車窓から工場が見えてきました。
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バスは工場見学施設の入り口のすぐ前で停まってくれました。
この日は雨だったのですが、入り口には鍵付きの傘立てがありました。親切ですね~。


まずは受付をします

グループの代表(申込者)が受付をします。
このとき、車・バイク・自転車の運転の予定確認、写真はOKだけど動画・録音はダメなど、工場見学ルールの簡単な説明がありました。
そしてこんなパンフレットをもらいました。
パンフレット

6ページにわたって、サントリープレミアムモルツへのこだわりが書かれていて、これだけでもけっこう面白いんです。
フムフムと思いながら読んでいたら、メモ帳を忘れたことに気がつきました。
慌てて売店に行ってメモ帳売ってますか?と聞くと、案内してくれたのがこれ!
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なっちゃん!
工場見学にもちょうど良いサイズでした!

お手洗いを済ませたら、いよいよ見学スタートです!


ビール工場見学の始まりはシアタールーム

最初に通された部屋は3Fのシアタールーム。
ここでプレミアムモルツに使用している水へのこだわり、素材へのこだわりなどが映像で案内されました。

今回の工場見学はプレミアムモルツ醸造のガイドツアーでしたが、映像はビール作りの基本がわかるような作りになっていました。
前知識なしでもパンフレットとこの映像を見ればビールの材料や作り方がなんとなくわかると思いますよ。
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見学は

1.原料
2.仕込み
3.発酵
4.貯酒
5.ろ過
6.缶詰

の順で行われます。


1.プレミアムモルツの原料

原料のコーナーでは水・麦・ホップの説明がありました。

プレミアムモルツに使用する水は100%天然水

ビールの原料のうち9割は水なので、プレミアムモルツも水にこだわっています。
サントリーのビール工場は、ビール醸造に適した水が綺麗なところに建てるのだそうです。
ここ武蔵野工場でも、地下深くから採水を行っています。
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麦は粒のサイズから厳選する二条大麦

うまみが多く雑味やえぐみが少ない二条大麦の中でも規定のサイズに合うものを厳選して使います。

さらに、チェコとその周辺国で産出されるとっても貴重なダイヤモンド麦芽を加えることで、あのプレモル独特の洗練されたうまみになるのだそうです。
ダイヤモンド麦芽

麦芽の試食もありました!
かめばかむほど甘くておいしいです。
ビールを飲んでもモルトの味がよくわからない~という方でも、これを食べてみればビールの麦の味がわかると思います!


ホップはチェコ産アロマホップ&ファインアロマホップ

ビールのラベルによく描かれているホップはグリーンの植物ですが、ホップを摘んでそのままにしておくとすぐに茶色くなって枯れてしまうので、収穫したらすぐに現地で加工して、最終的には「ペレット」と呼ばれる状態になります。
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プレモル醸造では、煮沸開始直後にこのアロマホップを入れてあの上品な苦味を引き出します。そして煮沸終了前後のここだ!というタイミングでファインアロマホップを投入し、フワーっと広がる香りを生み出すのだそうです。

プレモルの原料にナルホドナルホドと頷きながら、仕込みの見学に移ります。


2. プレミアムモルツの仕込み

タンクを見学する前に壁に映し出される映像で仕込みのやり方を学びます。
天然水を温めて麦芽を加え、でんぷんから糖を作ります。ここにホップを加えて煮沸するとあのビールの香りと苦味が生まれ麦汁ができます。
仕込みの流れを理解したら、いよいよタンクを見学です。
プレミアムモルツの仕込み

この日稼動していたのは煮沸タンクで、実際にビールが煮沸されている様子を覗くことができました。
覗き窓の大きさは大人の顔4つ分くらいあると思います。タンク全体がどれくらい大きいか想像できるのではないでしょうか?
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タンクの撮影はOKですが、タンクの中のビール撮影は禁止です。
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この部屋の室温は32度。夏場は45度を超えることもあるそうですよ!
いろんなタンクのケタ違いの大きさに驚きながら次の発酵段階に移ります。


3.プレミアムモルツの発酵

麦汁に酵母を加えて低温で発酵させます。糖を取り込んだ酵母がアルコールと炭酸ガスを生成します。

24時間体制の管理で約7日間発酵させると、麦汁はアルコール5%の「若ビール」になります。若ビールはまだ製品として販売できる状態ではなく、濁りの強い荒々しい風味なのだそうです。
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酵母のサイズは1mmの100分の1くらいで、350ml缶に約50億個もいるのだそうです!


4.プレミアムモルツの貯酒

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貯酒タンクに若ビールを移し、0度で熟成させます。
炭酸ガスとビールが馴染むと白濁したおりが沈んで、味もまろやかに整ってくるのだそうです。色もプレモルの黄金色に変わります。

ビールは水と植物から作る生き物なので、酵母の量や熟成期間などはタンクごとに違うのだそうです。機械でも数値を測りますが、最後は人間の味覚や嗅覚などで判断するそうですよ。
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以前使われていた貯酒タンクの中を通って、次の「ろ過」に移ります。
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5. プレミアムモルツのろ過

プレミアムモルツのろ過
実際の大きさのろ過器。
酵母を入れっぱなしにしておくと発酵がどんどん進んでしまうので、役目を果たした酵母を取り出して発酵・熟成を止めます。
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酵母をろ過することで透明度の高い黄金色のビールになります。


6. プレミアムモルツの缶詰

プレミアムモルツの缶詰
品質管理のために缶詰室は隔離されていて、入れる職員さんは限られています。
缶を洗浄して異物をチェックしたら、ひと缶ひと缶に炭酸ガスをシュッと入れて酸素を取り除きます。こうすることでビールの酸化を防ぐことができます。
このときに使われる炭酸は、発酵・熟成によってできた炭酸の再利用なのだそうです。

炭酸ガスを注入したら間髪入れずビールを缶に注いで蓋をします。
全ての流れがものっすごい速さで行われていることを映像で見ることができました。

箱に詰めたらサントリープレミアムモルツの完成です!
サントリープレミアムモルツの完成


プレモル試飲の時間♪

工場見学が終わったら皆さんの第2の目的、プレモルの試飲の時間です!
プレモル試飲の時間

試飲室に入ると、ワイングラスに注がれたプレモルがわたしたちを待っていました!
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このグラスで飲むと、香りと味わいがかなりよくわかります。
自宅のビアグラスで飲むプレモルももちろんおいしいのですが、より一層おいしく感じました。
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売店で人気ナンバー2のおつまみミックスのプレゼントもありました。

ビールは3杯まで試飲することができます。
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1杯目と3杯目は同じプレモルなのですが、グラスが違うとこうも違うの?という感じがすごくよくわかりました。
コクがしっかりありながらも、高温多湿の日本の気候によくあう軽さも持ち合わせていて、麦のウマみがすごいんです。
後口にはホップの爽やかな苦味が残り、何杯でも飲めそうです。

2杯目はプレミアムモルツのマスターズドリームです。
プレミアムモルツのマスターズドリーム
マスターズドリームは専用グラスでいただきました。
真っ白いクリーミーな泡がなんとも贅沢!モルトの苦味がしっかりあり、甘みは少ないように感じました。
プレモルと比べるとやや重めのしっかりした飲み応えです。

3杯目はビアグラスに注がれたプレミアムモルツです。
ビアグラスに注がれたプレミアムモルツ

お店でサーバーからいただくいつものプレモルですが、なぜかいつも以上においしく感じます。最高の状態でサーブできるようにしてあるのでしょうね!

グラスを空にしなくてもお代わりできますので、ぜひ飲み比べてみてください。
皆さん、1杯目のプレモルと全然味が違う!とおっしゃっていました。
工場で飲むビールはおいしいとよく聞きますが、本当にそのとおりです!


サントリー武蔵野ビール工場 試飲室のヒミツ

サントリー武蔵野ビール工場が建てられたのは今から52年前。
この当時は工場見学施設も無く、この試飲室も工場の一部として実際に使われていたのだそうです。

天井から吊り下げられているこのオシャレなインテリアも実際に使っていた釜の蓋!
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言われてみれば、仕込み見学で見たタンクの蓋と同じ形ですね~!

試飲終了の時間になったらここまで丁寧に案内して下さったガイドさんからお礼とご挨拶があって、再びエントランスに案内されます。
あっという間だった工場見学は試飲の時間も含めてちょうど1時間でした。


見るだけでも楽しいサントリー武蔵野ビール工場の売店コーナー

エントランス横には売店が併設されています。工場直送のプレミアムモルツもこの売店から送料無料で発送手続きできます。

サントリーのビールにまつわるいろんなものが販売されていますが、お土産人気第3位はこのぷちまどれーぬ。
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麦芽エキスが配合されていて、ほんのり苦みがある大人のデザートです。

第2位は試飲でプレゼントがあったおつまみミックス!
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これはどんなビールにも合うと思います!
塩味のきいたナッツと1.5cmくらいのおかきが入っています。
食べやすいし、小分け包装してあるのも良いですね。家に常備しておきたい!

第1位はビールうどん!
ビールうどん
ホップ、麦芽、ビール酵母が生地に練りこまれているうどんです。
それってもうビールの原料(笑)

わたしはぷちまどれーぬとモルトサブレを購入しました。
ぷちまどれーぬは、ほろっと苦味があるどっしりしたお腹にたまるデザート。黒ビールと一緒にいただきたくなりました。

モルトサブレは粗挽きの麦芽が練りこまれていてサクサク軽いサブレ。
モルトサブレ
自分用にもお土産にも良いですし、子供でもおいしく食べられると思います。


サントリー武蔵野ビール工場見学まとめ

サントリー武蔵野ビール工場最寄り駅の分倍河原駅は、新宿から京王線で約30分。
アクセスも良好なので、家族でもカップルでも気軽に行けると思います。

エントランスには1mくらいの写真撮影用のパネルもあります。
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これを持って撮影するだけで気分がアガります!

■アクセスの良さ
アクセス方法は公式サイトの案内がとてもわかりやすいです。
改札を出てからバス停までの行き方も書いてあります。
http://www.suntory.co.jp/factory/musashino/access/

わたしは新宿から京王線特急の高尾山口行き6両目に乗りましたが、分倍河原駅ホームに着いたら目の前に階段があり、改札までの行き方も分かりやすかったです。
電車を降りてからシャトルバス乗り場までは大人の足で約3分でした。

■子供でも楽しめる?
見る・聞くが主で、手を動かしたり体感することが少ないので、子供の年齢や性格によっては早々に退屈になってしまうかも?

モノがビールだけに子供はピンと来ないかもしれませんが、タンクなどがとにかく大きく迫力があり、ちょこちょこ映像での説明もあるので小学校高学年くらいの子供なら飽きることはないかな?という印象でした。

工場見学自体は約1時間で、40分くらいは徒歩で移動しながらの見学ですが、試飲はソフトドリンクもありますので、頑張ったご褒美はしっかりあります!

■ビールに詳しくなくても楽しめる?
ビールに詳しくなくても、ビールやプレモルが好きな方、サントリーの製品が好きな方は絶対に楽しいと思います。ビールが自然のものから作られることや、サントリーが製品だけでなく環境保護にもこだわっていることなど、勉強になることがたくさんあります。

工場見学を経て、わたしはサントリーという企業をますます好きになりました。
ガイドさんの制服は、ペットボトルから作られているそうですよ!
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所要時間は1時間ですが、工場を移動しながら見る時間は40分くらいなので、やや駆け足で進められる印象もありましたが、前方だけでなく後方にもガイドさんがついてくれて、説明を補足してくれたり、写真撮影のポイントも教えてくれました。

無料シャトルバスを利用すれば、到着してから15分程度で見学が始まり、終わってからも15分くらいバスを待っている間にお土産を購入できたりと、全てがスムーズに進みます。

試飲のビールは時期で変わるそうなので、ぜひまた来て下さいねとガイドさんがおっしゃっていました。
バスが見えなくなるまで手を振ってお見送りして下さる姿に、ますますサントリー愛が深まります。
ぜひまた行きたいです!ありがとうございました♪
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サントリー武蔵野ビール工場基本データ

■場所・電話番号
東京都府中市矢崎町3-1
営業時間:9:30〜17:00
休業日:年末年始・工場休業日(臨時休業あります)
042-365-9591(09:30~17:00)
工場見学予約はネット予約が可能です。
http://webapl.suntory.co.jp/factory/musashino/

■アクセス
JR南武線・京王分倍河原駅からシャトルバスで約7分。
JR南武線府中本町から徒歩で約15分。

■工場見学開催時間
平日:10:00-16:00
土日祝:10:00-11:30

■工場見学ツアー・セミナー内容
工場見学は「ガイドツアー」「ザ・プレミアムモルツ講座」「MASTER’S DREAM(マスターズドリーム)講座」があります。(季節によって変わります)
今回参加したのはガイドツアーです。
ガイドツアー以外は、20才以上の方のみ参加できます。運転しての来場は不可。未成年者と子供連れの方の同席・参加も不可です。

■ 参加費と定員
・ガイドツアー:無料 各回40名
・ザ・プレミアムモルツ講座:無料 各回24名~60名(開催日時で変わります)
・ MASTER’S DREAM(マスターズドリーム)講座:1,000円 各回32名
マスターズドリーム講座は参加費1,000円ですが、醸造家本人からのレクチャー、試飲、マスターズドリームオリジナルグラスプレゼントなど、かなり質の高い内容になっています。

Juneやよい

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