ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」レビュー

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ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」レビュー
ちょっと珍しいニュージーランドからやってきたクラフトビールをご紹介します。
Renaissance Beer(ルネサンスビール)の「ストーンカッター スコッチエール」です。

ルネサンスビールは2005年設立の小さなブルワリーなのですが、ニュージーランドにおけるクラフトビール醸造の先駆者で、国内外から愛される存在となっています。

それでは、ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」のビールの泡もち、香り、味、飲みやすさなどをレビューします。

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ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」の基本情報

銘柄(商品名):ストーンカッター スコッチエール
醸造所名:ルネサンスビール
原産国:ニュージーランド
アルコール度数:7.0%
原材料:麦芽、ホップ
ビールスタイル:スコッチエール
内容量:500ml
カロリー:記載なし
参考価格:842円


ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」の味や風味

<外観>
深いブラウンで、泡までしっかり色づいています。
ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」の外観
特に気をつかうことなく注いでもこれくらい豊かに泡立ちました。

<飲む前の香り>
甘みが強いモルトの香りが最初に届きます。
麦の香ばしい甘さとフルーツの甘さが立ち上り、贅沢ビールの雰囲気を漂わせています!

<飲んだ時の香り>
干しぶどうのようなまったりとしたフルーティな香りがしっかり残ります。
少し酸味を含みますが、コクのある甘さにプラスされる感じで、嫌味は全くありません。

<ストーンカッター スコッチエールの味>
スコッチエールらしいフルーティなビールであることは間違いないのですが、味に層があるように感じます。ある場面ではフルーツですが、次の瞬間はチョコレート、そしてしっかりローストしてあるモルト・・・、これらが混ざり合っているのではなく、味が変化するかのように感じることができます。

炭酸は少なめでほぼ残りません。
アルコール度数7.0%ですが、味が恋しくなり次々と口に運びたくなるビールです。
雑味が全く無いのは麦芽とホップだけで作られているからでしょうか。
味わいはしっかりと濃いのですが、後味はとてもしなやか!

<ストーンカッター スコッチエールの飲みやすさ>
このビールはやや温度が高めの方がおいしいです。10度以下だと最高の状態ではないかもしれません。
そういう意味で、喉ごし重視の方には不向きかも。
しかしながら、年齢とともにグラスを重ねるごとにおいしさがわかるビールだと思いますので、ぜひ挑戦して欲しいです!!

<ストーンカッター スコッチエールに合いそうな料理>
合いそうな料理(というかデザート♪)を、ルネサンスビールのセールスの方に聞いてきましたので、のちほど詳しくお伝えします!

<総合評価>
★★★★☆


ルネサンスビール 「ストーンカッター スコッチエール」のレビュー

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星がひとつ少ないのは価格面からです。
500mlとはいえ、普段飲みのビールとしてはやや躊躇しますよね。
しかし、ボトルから漂う雰囲気や風味は星5つ以上です!

層になっていると感じた風味は、複数の麦芽をブレンドしているから。
香りは干しぶどうや発酵中のパン生地を思わせるような少し酸味を含むフルーツ香が中心なのですが、麦のコクや香ばしさもしっかり存在します。

風味の中心はモルトの存在感にあるのですが、これがよりはっきりとわかるのは後味です。
お口の中が空になったら、次のひと口に行く前に余韻を堪能してみて下さい。
これぞモルトの旨み!という味わいがハッキリわかると思います。

複雑な香り、風味でありながら、ひとつひとつのシルエットがしっかりしているのも特徴的です。主張しすぎずボヤけすぎず、素晴らしいバランスです。

ストーンカッター スコッチエールは、大変物柔らかで、スカッとするビールというより心が落ち着くビールです。
フルーティではあるのですが、女性が好みそうなフルーティさではなく、落ちついた大人の男性が気に入りそうなとても落ち着いた味わいです。

500mlですが温度が上がると新しい味わいを感じられるビールですので、1人でゆっくり飲むのがお好きな方にもオススメです。
これから寒くなってくると、ビールは飲みたいけどキンキンに冷えたのはちょっと避けたいと思うこともあります。そういうときにいただくのも良さそうです。
「飲む」というよりも「堪能する」という表現がピッタリの贅沢な1本です。
ぜひご堪能ください!


ルネサンスビールはどこで買える?

日本では店頭に置いているお店はまだまだ少ないようですが、今回はやまやさんで購入しました。

やまやさんで扱っているルネサンスビールの種類は6つありました。
(販売内容は変わることがあります)
ストーンカッタースコッチエール、パーフェクションペールエール、ディスカバリーアメリカンペールエール、エレメンタルポーター、ボイジャーインディアペールエール、パラドックスピルスナーです。
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たまたま店頭でルネサンスビールの試飲を行っていて、パラドックスピルスナーとボイジャーインディアペールエールを飲ませていただきました。
パラドックスピルスナーはホップの香りがやや柑橘類を思わせますが、華やかに広がるという感じではなく落ち着いています。モルトの甘さがしっかり効いたタイプで、日本の軽やかなピルスナーとはひと味違ったものでした。

ボイジャーインディアペールエールは、鼻にガツンと香るグレープフルーツを思わせる柑橘香がとにかく印象的で、苦味は後味にしっかり感じられました。
どちらもとてもおいしくしっかり飲んでみたいビールで、また機会があれば個別にレビューしたいと思っています!


ストーンカッター スコッチエールのおいしい飲み方

試飲ブースにいたセールスの方は日本語が堪能な外国人!
ルネサンスビールが設立して10年であること、現在はニュージーランドだけでなくアメリカでも人気が高まっていることを教えてくれました。

クラフトビールの本場アメリカで人気を博しているとは素晴らしいことですね!
せっかくなので、ストーンカッター スコッチエールをいちばんおいしく飲む方法をセールスさんに聞いてみました。

まず、肝心なのは温度だそうです。
10度を目安にして決して冷やしすぎないで、常温のホントにぬるい状態で購入したとしても冷蔵庫に1時間入れておくくらいでちょうど良いそうです。
同じ常温でも気温が低い冬場であれば、冷やす時間をもう少し短くしても良さそうですね。

実際、日本ではまだ冷たいビールが好まれているが、ストーンカッター スコッチエールは冷やしすぎないで欲しいと何度も言っていました。

そして、このビールにあう食事は、アイスクリームだそうです!
ボクの好みなんですが・・・と前置きのあとに、ストーンカッター スコッチエールと一緒に食べるアイスは最高においしいと言われたので、わたしもやってみました。
あわせてみたのはハーゲンダッツのラムレーズンです。
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ハーゲンダッツのラムレーズンって年中見かける気もしますが、実は秋冬限定です。16年間販売され続けている人気商品らしいですよ!

ストーンカッター スコッチエールの麦芽風味の強さと全体から感じるフルーティなボディに、ラムを含んだレーズンは見事な相性の良さでした。
ラムをたっぷり含んだレーズンとクリームの濃厚な甘さにビールのほろ苦さが加わると、最初は甘さと苦さのコントラストをしっかり感じるのですが、ほんの一瞬で混ざりあいます。

これは大人の楽しみ方ですね~!
至福の時間を過ごせます!

コーヒーとスイーツのような感覚なのですが、ストーンカッター スコッチエールに元々フルーツっぽい甘さがあるので、お酒好きさんがデザートと一緒にいただく最後の1杯にとてもふさわしいと思いました。

バニラやチョコ、抹茶でも悪くないと思うのですが、ラムレーズンの風味ははストーンカッター スコッチエールと系統が近いように感じます。
もっと濃厚なアイスがよければ、食感も面白いマカデミアナッツも良さそうですね!


ルネサンスビールってどんなブルワリー?

ルネサンスビールがあるブレナムは、ニュージーランドの南東にあります。マールボロ地方の中心地で、日照時間が長く、ワイン作りが盛んに行われています。
ルネサンスビールは2005年に設立した若いブルワリーですが、既に数々の賞を受賞していて実力もあります。

ボトルの外観もとにかく素敵!ワインを思わせるロゴやラベルデザインも優れているのですが、ボトルの曲線も目を引きます。
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内容にも外観にも手を抜かない、そんな姿勢が見て取れるブルワリーだと感じました。
また、細部にまで手をかけることができるのはクラフトビールならではですよね。
ルネサンスビールブランドを日本で見かける機会が増えることを願っています!

Juneやよい

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