大阪 地ビール・クラフトビール専門店「Kamikaze（神風）」

大阪府西区北堀江（地下鉄四ツ橋駅）にあるクラフトビール専門店「Kamikaze（神風）」に行ってきました。お店の雰囲気や飲んだビール、食べた料理などについて感想を書きます。

「神風」というかっちょいいネーミングのこちらは、大阪随一！？のクラフトビール専門店です。

クラフトビールとは、いわゆる地ビールのこと。店内には大きなビアサーバーがドーンと置かれ、常時２３種類の日本の“生”クラフトビールを味わうことができます。こんなにたくさんのクラフトビールが集まるお店は本当に珍しいですね。

Kamikaze（カミカゼ）はオーナーがやはりとことんビールにこだわっているお店らしく、ビールによって、温度やグラスの形状すらも変えているそうです。しかも、ビールは毎日入れ替えられている（！）とのことで、毎回新鮮でおいしいビールを味わうことができます。

またサーバーのほかにハンドポンプがあり、無炭酸のビールが2種類楽しめます。お客さんにビールをおいしく飲んでもらおうと、こだわる気概がびしびし感じられます。ビール好きにはたまりませんね！

そこのクラフトビール好きのあなた！お好きなビールはありますか？

ビールが苦手なそこのあなた！おいしいビールって実はたくさんあるんですよ！

Kamikaze（神風）では、日本では主流のピルスナータイプだけではなく、ＩＰＡやペールエールなど、様々なクラフトビールを飲むことができます。また、日本のクラフトビール以外にも、海外のクラフトビール、ブリュワリーの季節限定のビールや、ワインもあり、我こそはクラフトビール通！という人から、ビールはあまり得意ではないという人まで楽しむことができます。

Kamikaze の店内の雰囲気

Kamikazeは大きく開かれたスタイルで、広いカウンターとテーブルが置いてある店内は奥行きがあります。

お店の雰囲気はとてもカジュアルですが、がやがやうるさいというわけではありません。北堀江という立地の良さからか、１人でふらりとやってくる常連さんから、外国人カップルまで、様々な人に愛されているお店だと感じました。

もちろん、初めて来た人も入りやすい雰囲気です。個性豊かな店員さん方と語らうもよし、気の置けない友人とゆったり過ごすもよし。がっつりごはんから二軒目遣い、デートからチョイ飲みまで幅広く利用できます。人気店ということもあり、いつも多くのお客さんでにぎわいながらも、おいしい食事とビールをめいめいが楽しめる雰囲気です。

ただし、満席なことも多そうですので、絶対kamikaze（カミカゼ）で飲む！という時は予約した方が良さそうです。

幸い、平日の８時前後のこの日は席にゆとりがありました！

Kamikazeで一杯目のビールを注文

まずは、ビール好きな相方は「よなよなリアルエール　-ヤッホーブルーイング（長野）-（ハーフ）」を注文。

こちらは缶ビールでも発売されているので、飲まれたことがある人も多いはず。
けれど、缶ビールとkamikazeで飲む“よなよな”の違いはなんといってもサーバーからむっちり出てくるクリーミーな泡！泡こそビール！ということがこの１杯でよくわかります。たっぷりとした香り高い泡につつまれて、まずは乾杯の１杯に！

左：伽羅（スモール）、右：よなよなリアルエール（ハーフパイント）

最近やっとビールのおいしさが分かるようになってきた私は「・伽羅　-COEDOビール（埼玉）-（スモール）」を注文しました。

有機農業で作られるブリュワリーで日本の古い色の名前を冠されたビール。綺麗な深い赤銅色、伽羅色が特徴の、スパイシーな香りのＩＰＡです。

アルコール度数はやや高い５．５％にもかかわらず、すっきり飲みやすい後味です。ビールというと、苦みや泡が飲みにくく感じる人も多いと思います。かくゆうわたしもそう感じていたうちの一人。けれど、こちらのビールは苦みも吹き飛ばす濃厚な味で、ビール初心者にも飲みやすいお味です。

日本でもビール用のグラスは薄さや材質等いろいろこだわったものがありますが、手になじむ重さ、大きさのグラスで飲むビールは本場の気分が味わえます。大きなジョッキで飲むビールもいいですが、ちょこんとかわいいスモールグラスやパイントグラスで飲むビールもいいですね。

とりあえず、おつまみは「季節野菜のピクルス」

とりあえず、おつまみは「季節野菜のピクルス」を注文しました。
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kamikazeは自家製ジャーキーもおいしいですが、今日はこちらを。季節の野菜は、蓮根、にんじん、パプリカ。ビールの苦味とよく漬かったピクルスの酸味が、なんとも合いますね！

ビールに合うポテトサラダ

ポテトとマヨネーズと。ポテトサラダはシンプルな味付けながら、ピリッしており、たくさん食べたくなる後を引くおいしさ。

ポテトサラダというと概してまったりした食べ応えですが、逆にビールを飲むことで口の中がまたすっきりとし、次に次にと箸が進みます。Kamikazeでは、ポテトサラダが「ビールに合う」、ということが本当によく分かります。

kamikazeのお料理は、ビールに合うことを考えてか全体的にしっかりとした味付けが特徴です。東京の有名店で修業されたシェフのお料理は、全部普通においしい！お酒にこだわりのあるバーやビール専門店というと、お酒やビールはおしいけれどお料理はあんまり・・・というお店もありますが、kamikazeはビールもお料理もハズレなしです◎

また、ウサギやイノシシ等、普通のレストランでもなかなか見られない素材で作られるお料理があるのも珍しく、食欲をそそられますね。

日本各地から取り寄せられたビールがおいしく飲めて、さらにそのビールが食事も引き立たせられる、そんな良いバランスをkamikazeでは楽しむことができるのです。

日本各地のクラフトビールが集められているkamikazeのラインナップを見ていると、まるで日本中で食べ歩きをしているような気分になります。日本のクラフトビールの歴史はまだまだ浅いようですが、日本各地に様々なこだわりを持つ大小様々な規模のブリュワリーがあり、実は案外近くに好みのブリュワリーがあった！とおいしいビールを見つけられるのも面白いですね。

熟成ベーコンとクレソンのパルミジャーノサラダ、温泉たまごのせ

サラダは、「熟成ベーコンとクレソンのパルミジャーノサラダ、温泉たまごのせ」を注文しました。

熟成ベーコン、クレソン、パルミジャーノ・・・名前を見ただけで絶対おいしいでしょう！という、よだれが出るサラダです。

kamikazeはメニューを見ただけで、これはおいしいに決まっている・・・！という素材を使った料理が多いのも特徴です。たくさんのビールとお肉料理の前に山のように盛られた野菜を食べて、とりあえずの健康を意識・・・！

Ｗ－ＩＰＡ –箕面ビール（我ら大阪が誇る！）-（ハーフ）

ここで、相方は２杯目のビールを注文。「Ｗ－ＩＰＡ –箕面ビール（我ら大阪が誇る！）-（ハーフ）」です。

有名な箕面ビールのアルコール度数９％のストロングエールです。しっかりした苦味があり、こちらのシェフが作られるすばらしいジビエ料理とも合いそうな、がつんとした香りと味わいが特徴です。本当にこちらのお肉料理には、濃い味のビールが合いますね。売り切れてしまうことも多いＷ－ＩＰＡ。今日は飲むことができて相方はご満悦でした。

天然特大！車海老のポワレ、焦がしバターのケッパーソース

メインは「鹿児島産もち豚のアリスタ、りんごのグレイビーソース」と「天然特大！車海老のポワレ、焦がしバターのケッパーソース」と迷いましたが、りんごのグレイビーソースが切れてしまいバルサミコソースになるということで、「天然特大！車海老のポワレ、焦がしバターのケッパーソース」に。

本当に大きな、ぷりぷりしたエビがドーンとお皿に盛られてやってきます。甲殻類好きにはたまらない一皿。まったりとした焦がしバターの香りも良く、ビールがますます進む味！

あとkamikazeメイン料理のおススメは、看板メニューでもある「泉州犬鳴き豚バラ肉の黑胡椒シェリービネガー煮込み」！お肉と一緒に煮込まれた黒胡椒がたっぷり添えてあるのですが、これがまたおいしい！黒胡椒ってこんな味だっけ！？というくらいさっぱりと、けれど濃厚な味で一粒残らず食べつくす勢いです。もちろん、黒胡椒やシェリー酒と煮込まれた豚バラ肉はジューシーで口の中でとろけるおいしさです。

TY Harbor Wheat Ale – T.Y.Harborbrewery(東京)-（スモール）

たくさん食べて、だんだんお腹がいっぱいになってきた・・・そんな時は軽めのビールを！こちらのビールはまさしく小麦色！淡いブロンズ色のエールで、すっきりと驚くほど軽い飲み心地のフルーティな味わいが特徴のホワイトビールです。芳醇とはまさにこのビールのこと。こちらもビールの味や苦味が苦手な方にもおいしく飲んでいただけるビールです。

kamikazeではおいしいピザがいただけるのも嬉しいところ。
まるでイタリアンレストランのような、本格的でむちっとした生地のピザです。店内にピザ窯はないはずなのに、まるで石窯で焼いたみたいな香ばしい生地。美味しいピザ（小麦）とビール（大麦）という、麦で麦を食べるというすばらしいコラボレショーンを楽しむことができます。

またまた、「生ハムとアンチョビ、温泉たまごのサラダピッツァ」と迷いましたが今回はシンプルにこちらを。

マルゲリータ

けっこう大きい！２人では十分な大きさ！でもぺろりと完食！
３～４人でわいわいシェアしてもいいですね。

こちらはデザートもおいしそうですが、今日はこれで終わり。チョコレートやジェラートも本当に気になりますが・・・

これだけ食べて飲んで、２人で、6,123円。
ごちそうさまでした！

地ビール・クラフトビール専門店「Kamkaze」には、本当にたくさんのクラフトビールがあります。それぞれ、醸造の仕方、味、香り、色が全く違うので、ビールってこんなに種類があったんだ！！とびっくりさせられます。日本で広く流通しているビールではここまで大きな違いはわかりません。

ワインやシャンパンのように、ブリュワリーのこだわりによってここまで作りこまれるビールは本当に奥が深いものだと感じます。

また、ビール、特にクラフトビールは高いイメージを持たれる方も多いと思いますが、けして高すぎる！ということはないと思います。日本各地の、様々な特徴の、様々な種類のビールをいただけるってなかなかすごいことではないでしょうか。

また、個人的には、kamikazeの注文スタイルも良心的だと感じました。ビールはビールの種類によって値段が変わるのではなく、飲む量（グラスの大きさ）で値段が変わります。もちろんチャージもなし。お好きなものを、お好きなだけどうぞ！！

ちなみに、スタバでグランデがお得なように、kamikazeではハーフ以上を飲むのがお得なようです。少しずつたくさんの種類を飲み比べてみるのも面白そうですね。

kamikazeのblog（http://ameblo.jp/cbw-kamikaze/）では、その日に飲めるビールをこんな感じでチェックできます↓

お目当てのビールがある日見つけて、突撃するのもいいですね。ただし、売り切れてしまうこともあるようですので早めの訪問がおススメです。

本日の開栓情報例
◆大山ゴールド[限定醸造]／大山Gビール（鳥取）
ドラフトビール
◆大山G ヴァイツェン＜連続開栓中！＞／大山Gビール（鳥取）
◆アロマブレス／Y.MARKET BREWING（愛知）
◆ブラウマイスター／キリンビール
◆ベイピルスナー遠野生ホップver.[限定醸造]／YOKOHAMA BAY BREWING
◆田沢湖ケルシュ／田沢湖ビール（秋田）
◆田沢湖アルト／田沢湖ビール（秋田）
◆プレストンペールエール／プレストンエール（栃木）
◆#041 Pure Street Session Ale ~踊る阿呆に呑む阿呆~／うしとらブルワリー（栃木）
◆信州早生ウェットホップエール[限定醸造]／ベアードブルーイング（静岡）
◆大山ゴールド[限定醸造]／大山Gビール（鳥取）
◆AfPA -Africa Pale Ale-／志賀高原ビール（長野）
◆#044 Galaxy Session I.P.A／うしとらブルワリー（栃木）
◆スワンレイクI.P.A[限定醸造]／スワンレイクビール（新潟）
◆伽羅 -Kyara-／COEDO BREWERY（埼玉）
◆毬花 -Marihana-／COEDO BREWERY（埼玉）
◆ディレイI.P.A／Y.MARKET BREWING（愛知）
◆志賀高原I.P.A／志賀高原ビール（長野）
◆おさるI.P.A／箕面ビール
◆W-I.P.A／箕面ビール（大阪）
◆アンバーエール／スワンレイクビール（新潟）
◆大山Gスタウト／大山Gビール（鳥取）
リアルエール
◆よなよなリアルエール／ヤッホーブリューイング（長野）
◆東京ブラックリアルエール／ヤッホーブリューイング（長野）
待機樽情報
◆プレストンI.P.A／プレストンエール（栃木）
◆アイリッシュエール／プレストンエール（栃木）
◆水曜日のネコ／ヤッホーブルーイング（長野）

地ビール・クラフトビール専門店「Kamikaze（神風）」基本情報